おじいちゃん
今日は、おじいちゃんとおばあちゃんに久しぶりに対面。
彼らは普段、介護付有料老人ホームなるところで暮らしている。
ここ数日帰宅していたおばあちゃんが今日ホームへ戻るというので、おじいちゃんとも久しく顔を合わせていないし、休日だし車で送ろうということで、いざおばあちゃんを車に乗せておじいちゃんの待つホームへ。
通常彼らは8階のかなり贅沢な部屋に入居しているのだけれど、おばあちゃんが今回のように不在にするときは、おじいちゃんは他の入居者の方々と共に2階にある鍵付きの部屋(ヘルパー室?)に日中は預けられることになる。
そこで、ホームに到着してすぐにその部屋におじいちゃんをお迎えに行った。
部屋に入ってすぐに椅子に腰掛けて居眠りをしているおじいちゃんを発見。
8階の部屋に戻るために抱きかかえるようにおじいちゃんを椅子から立たせ、その部屋を後にする私達の背後から…
「あ〜嫌だ嫌だ、女に抱えられてヨロヨロと歩いて、みっともない」
という声が聞こえてきた。
確かにおじいちゃんはもう歩くのがままならないし、立ち上がる時も腰に手を回してあげて、せーので引き上げないとなかなか椅子から立ち上がることさえできない。
でも、でも、でも…だからって、何?
おじいちゃんは一生懸命に椅子から立ち上がるし、ヨロヨロヨタヨタかもしれないけれど自分の足で歩こうと必死だ。その声の主のように車椅子に頼っているわけでない。
家族が会いに来ていることに対してのやっかみかもしれない。
それでも自分の大切なおじいちゃんを侮辱するようなことを言われて相手が老婆だろうが腹が立った。あまりの腹立たしさに一言物申してやろうかと思ったけれど止めた。
彼らの生活の場はここなのだ。何にせよ、集団生活なのだ。
気の合わない人もいれば、そねみやねたみを糧に生きているような人もいる。
私はこの心無い言葉を背後に聞きながら、おじいちゃんの耳が遠くて良かったなぁ〜と本来ならば嬉しくもないことを良かったと思いながら、おじいちゃんと共にヨタヨタとその忌まわしき部屋を後にした。
 
04/30 00:00 | 雑録 | CM:0 | TB:0
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