重い…本、そのニ
『ネグレクト―育児放棄 真奈ちゃんはなぜ死んだか』/杉山春

怖い、人って。
真奈ちゃんを死に至らしめたのは両親の育児放棄がもちろん原因だけど、この両親が育児放棄という行為を犯してしまった背景には彼らを育てた親、彼らが育ったきた環境にも関係があると…。負のスパイラル…んー、まぁ、だけど弟は無事に育てられていたわけだし…恵まれない環境に育ったとしても立派な親になっている人だっているだろうから、一概に負のスパイラルというのは成立しないのではないのかな、思ったりした。彼らは十代で親になったわけだけど、若くして親になったとか関係なしに、彼ら自身がとても幼稚で著しく想像力が欠如しているというのは確かかな。健全に生きていこうとする意欲や考えというのを一切彼らは持ち合わせてなかったんじゃないだろうか。
殺人罪懲役7年という判決にも色々と考えさせられます。
第11回小学館ノンフィクション賞受賞作
10/06 01:15 |  | CM:0 | TB:0
重い…本、その一
ここのところ以前では手にすることはほぼなかったエッセイやドキュメント(ノンフィクション?)の類の本を読んでいる。
ドキュメントってやはり小説などに比べると本当にあったことだからズシリとくる。
読んだ本が、本当にあったことの中でも「あってはならない」という事柄のものだったからかも。
 
『沈黙の海―水俣病弁護団長のたたかい』/千場茂勝 
水俣病というと社会科の教科書に出てきた公害という程度の知識しかなかった私でも投げ出さずに読めた。
水俣病拡大を防げなかったのはなぜなのか、営利を目的とする企業というもののあり方や行政・国のあり方など色々と考えさせられる。
著者自身が弁護士として水俣病訴訟で長年患者と共に闘っててきたというだけあって、患者の病状をはじめ患者家族の苦しみややるせなさが克明に描かれていて、途中おもわず涙が出た。
患者の人達や弁護団をはじめとして多くの人々が一丸となって水俣病訴訟に立ち向かう姿や勝訴を勝ち取っていく過程、“人間の鎖”など胸を打つものがあった。
10/06 01:12 |  | CM:4 | TB:0
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