ひとり。
★『薄闇シルエット』/角田光代

心の奥深くへと進入してきて、ぴたっと張り付いてしまった小説。
読んでいる間、ずっとざわざわざわざわと落ち着かなくて、読み終わった今もひどく囚われてる。
どこかでいつも抱えている無力感や何も持っていないと思うことを再認識させられてしまって、泣き出したくなって、怖くなった。
で、実際一人になった時に子供みたくわーわーわーわーと泣いたら、ちょっとすっきりした。

“いつだってひとりずつで参加しなくてはいけないのだ、人生というものに。”
まったくその通りだと思う。
いつだって、ひとり。
ひとりの決意、ひとりの作業、ひとりの責任。

“なんにもつかみとっていない、なんにも持っていない―それはつまり、これからなんでもつかめるということだ。間違えたら手放して、また何かつかんで、それをくりかえして、私はこれを持っていると言えるものが、たったひとつでも見つかればいいじゃないか。それがたとえ六十歳のときだって、いいじゃないか。”

ラストのこの言葉でいくらか救われた。



01/02 19:44 |  | CM:0 | TB:0
悄然
不慣れな状況に身を置いたら、
動揺して、
てんぱって、
泣き出したくなって、
逃げ出したくなった。
ぜんぜんだめ。
ちゃんとできない。

新年早々、打ちのめされて、うなだれる。
大丈夫なんだろうか。



01/02 00:01 | 雑録 | CM:2 | TB:0
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