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日常生活でのできごとや思ったこと。
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★『ドラえもん短歌』/枡野浩一 選
四次元ポケットのように素敵滅法な一冊です。((=´♀`=)) 沢山の秀逸短歌に出会えました。 ぼくのこと ドラえもんだと 思うのかい バッグと愛は もう出せないよ[みうらしんじ] 失恋を グウで殴って もう決めた 私今日から ジャイアンになる [百田きりん] ジャイアンの 統率力を 持っている スネ夫みたいな 金持ちがいい[丹生谷歩美] スネ夫って 粋な髪型 してるよな 漢字で言うと 「司」に似てる [古内よう子] おりこうな 彼氏が欲しい 出来杉君 みたいな人を とりこにしたい [トヨタエリ] あの頃は どこでもドアが なくたって どこでも行ける ぼくだったのに[みうらしんじ] 目の前に どこでもドアが あったなら それを理由に 会いに行きたい[MAmi] 自転車で 君を家まで 送ってた どこでもドアが なくてよかった [仁尾智] 覇気のない ドラえもんには 適当な 悩みを言って あげたりしなきゃ[篠田算] 金属の ヒゲが刺しても ドラえもん 抱き寄せるのを ためらわないで[沼尻つた子] ドラえもん タイムマシンで 連れてって 環七左で 目黒通りまで [東貴博] ドラえもん 話を聞いて そばにいて ひみつ道具は 出さなくていい [麦ちよこ] あのひとの 心をみせて ドラえもん でもわたしのは 隠しておいて[水橋かさね] のび太より ダメになるけど ドラえもん 私のとこには 来なくていいよ[鳴井有葉] ドラえもん 耳をかじって 悪かった反省してる 好きだったんだ [竹神ゆり] ドラえもん 無しでここまで 生きてきた 自分をもっと 褒めてあげたい[志井一] 大丈夫 タイムマシンが なくっても あの日のことは 忘れないから[加藤千恵] ★『プリズム』/野中柊
夫との結婚生活に不満があるわけではないのだけれど、また夫を手放したくもないけれど、どうしようもなく一人の男に惹かれていく。 夫の友人と恋仲になる。 むむむぅ。 禁忌の恋情。 主人公は波子という女性です。 彼女を中心に夫や夫の友人夫妻、また波子の家族、勤め先の人などが描かれていきます。 それぞれの人物設定がくっきりと確立されている印象を持ちました。 勤め先の薬局の店主なんてちょいと出なのに、こういうおじさん薬局にいそうだな、と感じられたりしますから。 ちなみに、私は高槻さん(夫の友人にあたる人ね)のような男性が嫌です。こういう男性には是非とも幸福なんぞ訪れないでくれと願ってしまう。 因果応報か!?と思ってしまうラスト。 なんともドラマティックでした。 “ひとは環境に支配される。支配される、というのが言い過ぎだとしても、おそらく当人が考えている以上に、影響されてしまうものだろう。与えられ、期待された役割を演じているうちに、いつのまにか、人格や風貌さえも身についてしまうものなのかもしれない。”p78 “ときおり、私は思う。いつのまにか、自分が、ずうずうしく狡賢い、厚顔無恥な女になりつつあるのではないか、と。高槻さんに恋をしてからは常に、心の水面には幾重にも波紋が広がっていて、清廉な鏡の役目は果たしてくれないので、自分の姿を映し出すことができない。いくら目をこらして心を覗いても、私がどんな女であるのか、さっぱり見えなくなっているのだ。見えずにいるうちに、取り返しのつかないような人間になっていたら―そう考えると、ぞっとするが、それでもいい、仕方がない、そう溜息をつくことのほうが多くなってしまった。”p113 “傷つけることも、傷つけられることも、愛の発露だ。愛なきところに傷はない。”p256 |
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