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日常生活でのできごとや思ったこと。
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★『東京・地震・たんぽぽ』/豊島ミホ
東京で震度6強の地震が起きたその時…。 14編からなる連作短編です。 幼い子からお年寄りまでそれぞれ14人の「その時」が描かれます。 「その時」にどこにいたか、たったそれだけのことだけで、いつもはひとつ屋根の下で暮らしている家族や友達が「生と死」という対極的な運命をたどる。 まさにそれは「天災」です。 非日常を突きつけられた時の人間のパトス…この一冊で知ることができます。 なにゆえに豊島ミホは「東京で大震災」という仮想をもとに小説を書いたのでしょう。 気になるところです。 ★『苺をつぶしながら』/田辺聖子
一部、二部と楽しんできたこのシリーズもこの第三部をもっておしまいです。 第三部は、服役から開放された(離婚した)乃里子が、“先無し乃里子”として一人で活き活きと暮らしていくさまが描かれていきます。 服役とは結婚生活中のことをいいます。 夫だった剛ちゃんは看守という言われようです。 独り身の自由さ、気安さ。 表裏一体で存在する不自由さ、不安…。 そういったものを痛感します。 「いつも独り住みでしてね」とうそぶき、独り住みの幸福を味わえる日がやがて私にもくるのでしょうか…。 口を糊することができればそう思えるものなのでしょうか。 うむ。 大雨の中を乃里子が裸にレインコートを着て出かけるシーン。 のびやかで、とても気持ちよさそうで印象に残りました。 30年という年月を経ているにも関わらず復刊されたこの三部作。 まったく古さを感じさせず、復刊も頷けるというもの。 女の、男のあれやこれなんてものは新旧問わずなことなのでしょう。 やっぱりこの三部作手元に欲しいところです。 |
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