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日常生活でのできごとや思ったこと。
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★『三面記事小説』/角田光代
実際にあった6つの事件をモチーフに角田光代が物語を作り上げる。 各作品のタイトルページには三面記事が抜粋引用されています。 「愛の巣」 小学校の警備員が女性教師を殺害し、自宅の床下に遺体を埋めていたことを時効成立後に自首してきた事件がモチーフ。 ありましたよね、そんな事件が。 床下に遺体が眠る家で籠城したように暮らすようになっていく夫婦。 「ゆうべの花火」 闇サイトで不倫相手の妻殺害を依頼、事前報酬として1500万円を支払った女性が半年経っても殺害が実行されないと警察に相談にいったという事件をモチーフ。 うんうん、あったあった。馬鹿だよなぁ〜って思った記憶ある。 物語は愚かな男女の顛末といったものを巧みに描いてます。 「彼方の城」 16歳の男子高校生を自宅に三週間近く泊まらせ、淫らな行為におよんだ38歳の女性が逮捕された事件がモチーフ。 残念ながら知りませんでしたこの事件は。 中日新聞の抜粋引用となっているから、地方紙でしか取り扱われなかったのかもしれません。 物語中で怖いなと思ったのは事件を起こした38歳の女性よりも、彼女の子供達の神経。 自宅に見知らぬ同年代の男の子がいることに気がつきつつも見えていないかのような振る舞いを取れること、その神経が怖い。 自分さえよければ他人たとえそれが母親であろうと関わりたくないという無関心さ、人間関係への希薄さがリアルでした。 「永遠の花園」 女子中学生二人が担任教師の給食に薬物を混入させた事件がモチーフ。 この事件も知りませんでした。 ネットで調べて知った実際に事件を起こした女子中学生の動機にしても、角田光代が描いた女子中学生にしても思い込みの激しさというのがあると思いました。 「赤い筆箱」 自室で勉強していた中学一年生の女の子が殺された事件がモチーフ。 この事件も知らず、ネットで検索。 抜粋引用されていた平成4年3月5日付の毎日新聞の記事は“男が押し入り”となっているけれど、実際は角田光代が物語として描いたように高校生になる姉が殺害してました。 事件当日ではまだ姉だということが発覚してなかったということなんですね。 「光の川」 介護に疲れた男性が母親を殺害した事件がモチーフ。 殺害ギリギリの人たちが今の日本にはわりといるんだろうな。 介護に追われ、にっちもさっちもいかなくて、心身ともに疲れきった人たちが。 大々的に取り上げられる事件というのはほんの一握りで、事件は身近なところに潜んでいたり、あるものなんだろうと思わせる一冊でした。 今のところ私は事件というものの被害者になったり加害者になったりすることなく平穏無事に生きてこられています。 それはひょっとすると運がいいのかもしれません。 一生このまま生きていられるといいです。 |
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