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日常生活でのできごとや思ったこと。
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★『やがて目覚めない朝が来る』/大島真寿美
思うところあって、あるところでじわっとなって、ほろりと泣きました。 人の寝息が聞こえる中で読んでいたせいで情緒不安定になっていたせいかもしれない。 主人公有加の回想で話は紡がれています。 個性豊かな大人たちに囲まれ、満ち足りた時間の中で成長してゆく有加。 彼女の形成に深くかかわり合った個性豊かな大人たちが、ひとり、またひとりと目覚めない朝を迎えてゆきます。 それぞれの人が死を迎えてゆくのですが、その死というものが対極にある生をより色濃く放ってきます。 生きていることや生きることの輝きの延長線上に「やがて」ある終焉。 そうであると死を絶望的な気持ちで受け止めることもないのかもしれない。 “人に与えられた領分は案外狭い。”p109 ★『女たちの内戦(セルフウォーズ)』/桂望実
真樹 二十九歳の戦い “それは私が美し過ぎるから。アプローチする前に諦めてしまうほど、私は最高級の女。私に相応しい最高級の男を、必ずゲットしてやる。” ある意味素晴らしく、羨ましい思考回路です。でも、ちょっと痛々しいなぁ、これは。 佳乃 三十四歳の戦い “なにか自宅でサロンのようなものを開いてみようかと考えてるの” “なんかしたいなって思ってて。だけどなにがいいか決められなくて。” “なにをしたらいいかわからないのは、したいことがないからよ。おとなしく、家のことしてなさい。” 自分だけ取り残されているように思うこと、そう思うのって嫌だなぁ、ってしみじみ。 めぐみ 三十九歳の戦い “しっかりした考えがあって、独身で来たわけじゃないのよ、たぶん。” “強い意志や考えなんてなかった” “独りの気楽さに心も身体も馴染んでしまって。” めぐみさん、名の通り恵まれていると思いますね、私は。 強い意志や考えがなくても、仕事上のキャリアや評価がついてきているんですから。 治子 四十五歳の戦い “四十五にもなって、母親に金を無心するなんて―どうしてこんなことになってしまったんだろう。店を守るために、子どもを忘れてしまうぐらい必死で働いてきたのに、来月のテナント代の心配をしている―。” “命を取られたわけじゃないんだから、またやり直せるからね” 確かに、命を取られたわけではない。けれど、こんなはずじゃなかったと思うような四十五歳には願望としてはなりたくない。 こんなもんか、と思えるくらいの四十五歳になりたいです。 こんなはずはない、こんなはずじゃなかった。 こういう類の未練や悔恨を私はひどく恐れている。 気を抜くとすぐにそこに陥る。 陥りそうになった時には、こんなもんだろ、と自分に言い聞かせるようにする。 |
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