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日常生活でのできごとや思ったこと。
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★『ベーコン』/井上荒野
食べ物を題材にした9編の短編が収められてます。 ほうとう、ミートパイ、アイリッシュ・シチュー、カツサンド、煮こごり、ゆで卵のキーマカレー、水餃子、目玉焼きトースト、ベーコン。 それぞれの食べ物が器用に描かれていて、私の乏しい想像力の中にあってもそれぞれの食べ物が完成されてゆく。 そして、それぞれの食べ物のまわりに描かれてゆく人達のそれぞれのドラマもまた器用な展開をみせてくれる。 堪能できる一冊でした。 食べることは、人間関係ことに恋愛と近しいところがあると思う。 大衆に美味とされるているものが口に合わなかったり、好みの味があったり、舌鼓をうったり。 それと、食べるという行為にエロティシズムを感じます。 たぶん、食べ物を取り込むのが「口」という器官だからそう思うのだと思います。 「口」って、開けるとすぐに粘膜が見えるし、なによりも奇妙な肉質の突起物である「舌」がある。 こんな風に思っているせいか、口を開けるのは少しばかり恥ずかしいことで、特別な感情を抱きつつあるけれど、まだそんなに親しくない異性との食事も恥ずかしいと思うことがある。 |
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