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日常生活でのできごとや思ったこと。
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DVDの返却を仕事帰りにするつもりだったのに家に忘れて出かけてしまった。
帰りの電車で寝てたわけでもないのに隣駅まで乗り過ごした。 小さなことなのに、ほんのささいな失敗なのに絶望的な気持ちになる。 なにをやってもうまくいかないような気がしてくる。 イライラして、悲しくなってくる。 気持ちが小さくなって、意地悪になる。 面倒になって全部投げ出してやりたくなる。 残酷なことをしてやりたくなる。 言動が無茶苦茶になる。 ちっとも大丈夫じゃない。 もう大丈夫って思ってたけど、違ってたみたい。 ★『うちへかえろう』/小川内初枝
かわいいくて斬新、だけれども幼稚とも見てとれる装丁にこの平仮名だけのタイトル。 そこからは想像しにくいちょっとばかりシュールな作品でした。 主人公は35歳で派遣社員、一人暮らしの圭という女性。 圭は、派遣先で10年以上も音信不通となっていた姉の居所を知り、そこから姉との交流をもつようになります。 今では圭とそう変りのないパッとしない生活を送る姉早紀は、父母を忌み嫌い、妹の恋人を略奪し、出奔した過去の持ち主。 早紀が家族との連絡を絶っている間に、父は鳩の餌やりが日課、ヒステリックで家庭のことをするのが嫌いで「育ててやっている」と子供に吐き捨てていた母は料理に目覚めていたりと変貌が。 ばらばらになっていた家族は、それぞれみんなが歳を重ねたことで、それまであった確執や頑な思いを解いてゆきます。 ラストは父母の前に娘二人が十数年ぶりに顔を揃え、母親のお手製の料理を食べるというハッピーエンドです。 歳を重ねることで執着心を持つことすら億劫になってある意味どうでもいいとなってくることや確かに物事の許容範囲が広くなり許せるということが増えたりすることはあると思います。 が、逆に執着心がものすごく強くなったり、頑なになる人もいますよね。 ★『私の男』/桜庭一樹
第138回直木賞受賞作品。 “世の中にはな、してはならんことがある。越えてはならん線がある。神様が決めたんだヨォ” ある日天災で家族全員失くし一人生き残った女の子。 それまでの家族に自分の居場所を見いだせなかったその女の子は引き取られた若い男の元にそれを見出す。 そこにあったのは血という絆。 若い男と女の子は実の父娘。 男は娘の中に流れる血に自らの母親を見出し、娘はそれを受け入れる。 境界線へ堕ち、人を殺め、血という絆にむしゃぶりつくような男と女、父と娘二人きりの日々。 禁忌に嫌悪感をを抱きながらも、読んでしまう。 背徳というものは小説というフィクションにおける一つの醍醐味なんではないでしょうか。 |
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