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日常生活でのできごとや思ったこと。
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★『戸村飯店青春100連発』/瀬尾まいこ
大阪の下町で愛されている中華料理店戸村飯店で育った年子の兄弟を主人公に青春真っ只中を描いた物語です。 勉強もスポーツも恋もそつなく平坦にこなすのは兄ヘイスケ。 対して、スポーツは好きだけど勉強は苦手、恋も単純、けれどもそれぞれの出来事に起伏のあるのが弟コウスケ。 わかりやすいコウスケとは違い、兄ヘイスケにはなかなかわかってもらえないところがあるのが切なく、もどかしくなります。 二人の性格や資質の違いを浮き彫りにしてくれるのに一役も二役も買っているのが、彼ら二人を取り巻く周囲の面々。この周囲の面々は、主人公ではないけれどそれぞれに個性があり、くっきりとした人物像を持っていて物語をより楽しくわかりやすいものにしてくれています。 戸村飯店のお得意様のおっさんや兄ちゃん、東京駅のホームをドラマ以上に走ってくれる古嶋君、粉っぽいクッキーをせっせと作る岡野など温かみのある人々が二人をほどよいところから見守ってくれています。 全体的に大阪の気風が漂い、威勢良く物語は展開していきますが、自分たちの進路やら活路を見出してゆく中でのヘイスケとコウスケの機微は十分に伝わってきます。 とても温かみのあるじんわりと素敵な小説でした。 |
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