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日常生活でのできごとや思ったこと。
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★『阪急電車』/有川浩
阪急今津線という路線が舞台になっています。 思えば電車の中というのは見ず知らずの他人がかなりの近距離にいて不思議な空間です。 当たり前だけれど、その見ず知らずの人達にはそれぞれの生活があって、それぞれに物語があるんですよね。 そんな乗客ひとりひとりが抱え持つそれぞれの物語の中、目を引く人をフォーカスしたような感じの小説です。 西宮北口駅を折り返しとした構成になっていて、折り返しでは折り返し前に描かれたそれぞれの人の物語のその後が描かれます。 折り返しの中で描かれるその後がどの人達も希望や優しさに満ちていて素敵でした。 ちなみに、折り返し部分は書き下ろし、折り返し部分より前は幻冬舎発行の「パピルス」に掲載されていたものだそうです。 読んでいてJR福知山線脱線事故のことを思い出しました。 事故で犠牲者となった方々にもそれぞれの物語があったはず。 大切に紡いできた物語が突然断絶されたり、変更を余儀なくされたりしたであろう犠牲者はもちろん、犠牲者となってしまった方々と共に物語を紡いできた人達がその後を紡ぐことができなくなってきてしまったことなどを考えるとやるせなくなります。 電車は単なる移動手段と言ったらそれまでですが、それぞれの人生をも運んでしまうものです。 電車がこの小説のように時には幸せや生きる強さを運んでくれるものであることを願います。 幾度となく行った大阪ですが、電車の移動はあまりしたことがなかったし、JRや市営地下鉄が主で、阪急電鉄で唯一馴染みがあるのは京都線。 だから、実は今津線はピンときませんでした。 読み終えてから路線図を見てみました。 |
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