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日常生活でのできごとや思ったこと。
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★『やさしいため息』/青山七恵
表題作「やさしいため息」ともう一篇「松かさ拾い」という短編が収められてます。 いずれも漫然とした小説という印象ですが、そのことがさして読むことに支障を与えたりしないのが不思議です。 誰かが脚色、感情なしに日記に書きつけた私の日常を自分自身が読んだら何を思うんだろう。 「やさしいため息」では、主人公まどかの元にしばらく音信を絶ってた弟風太が転がり込んできて、まどかの日常を風太が日記に認めます。 まどかの口述する一日を風太は感想などなしに単調に認めていくのですが、まどかの口述には嘘が織り交ぜてある。その日記を読むことで自身を顧みたまどかは、嘘ではないドラマ性を現実の日常に反映します。 風太は何のためにこの日記を書くのか、書かれた人間は彼が認めた日記から何を得るのか。 この日記が誰かにとって恣意的であるとするならば、どちらかというと書かれた人間に対してではなくて、書いている風太に対してなんではないか、と私は思いました。 「松かさ拾い」は、アルバイト先の先生に頼まれて彼の子どものために松かさを拾い、更にある日その先生の子どもであるナッツを預かることになるというものを描いた作品。 淡々としているけれど、だからなに?という風には思いませんでした。 |
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