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日常生活でのできごとや思ったこと。
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★『波打ち際の蛍』/島本理生
付き合っていた恋人のDVが原因でカウンセリングの相談室に通っていた主人公麻由が、エレベーターに閉じ込められた経験で過去の記憶がフラッシュバックしたことで同じ相談室に通っていた蛍と出会い、困難を抱えながらも恋愛へと踏み出していくストーリー。 真由の健全さを奪ったDV男に憤りを覚え、またDVに屈することに陥るまでになった彼女に悔しさを覚えます。健やかさがないのが読んでいて苦しいです。 『さよなら渓谷』と立て続けに読んだせいか、「男」という存在が憎く、疎ましく、どうしようもない生き物のように感じてきます。 私は今のところ付き合った男性によって男性不信に陥るまでのことをされたことははなですが、こういうのを読んだりしていると男の人ってわからないな、怖いなと思います。 ★『さよなら渓谷』/吉田修一
“一緒に不幸になるって約束したんです。そう約束したから、一緒にいられたんです” 被害者と加害者が共に暮らす。 本来ならば考えられないありえないと思うことですが、被害者であるかなここと水谷夏美の事件後の人生を知るうちに、やるせないけれど合点がいく。 とりかえしの利かない罪を犯した加害者尾崎俊介ができることってなんなんでしょう。 許されることなんて彼には生涯ないけれど、許さないための手段に共に暮らすことを選んだ水谷夏美を、結局は彼の元を去っていく彼女を思うとたまらなくなる。 この小説、実はこの加害者と被害者との同居という衝撃的な描写への導入部分は別の事件なんです。子殺しの。 一見変哲のなさそうな地方の市営団地の退廃的日常風景の中に事件が二つ。 フィクションだとはわかっていても、落ち着かない気持ちなる。 |
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