This Archive : 2008年10月

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
CATEGORY : スポンサー広告 |

セコム入ってますか?―後日談―

姉と先日訪問した従兄宅の家具などの話に花が咲きました。
私はオシャレなことに疎いので、姉との話でいろいろなことを知りました。
下世話なことですが、参考までに。

まず、電話機。
そもそも電話機の存在に私は気がつかなかったのですが、それは【amadana】という家電ブランドのものだったそうです。姉曰くヘビ柄だったとのこと。

そして、ソファ。
これは【Cassina】のものなんだって。
Cassinaなら私も存じてました。私の範囲にある家具とは桁が違う。
L字の大きなソファだったよなぁ。遊びに行ってもおちおちと座れないわ。

そしてそして、わかりました!あの筆舌に尽くしがたいものすごくモダンでオシャレな照明の正体。
イタリア建築界の巨匠アンジェロ・マンジャロッティという人がデザインしたものなんですって。

こういう好きなものに囲まれて暮らすのは幸せなんだろうな。
それにしても好きなものがラグジュアリーで、Casa BRUTUSです。

あの日聞いた「まだわかんないよ~」という根拠のない励ましを胸に寝ます。
スポンサーサイト
COMMENT : 2
TrackBack : 0
CATEGORY : 雑録 |

検診のススメ

お見舞い

先週あたりから両足付け根のリンパに腫れが見られ、他にも気になる症状などがあり、月曜日に婦人科の病院へ行ってきました。
今回は歩くのが難儀になるほどの痛みはなかったですが、リンパの腫れはこれでもう3度目。原因は、風邪や疲れなどによる免疫力の低下や抗生物質の服用、菌が入り込む、糖尿病や下半身のどこかに癌がある場合など色々考えられるそうです。
癌とは聞き捨てならず、私の下半身には癌が?と怯えて聞いたら、癌の場合のしこりとは違うから大丈夫でしょうとのこと。
でも、30歳で未婚で出産経験がないならば、少なくとも二年に一度くらいは子宮がん検診をした方がいいですよとのアドバイスをいただきました。早期発見できれば子宮温存もできるしね、とのこと。
カルテで調べてもらったら、前回私が子宮がん検診をしたのは去年の4月だったのでそろそろ受けた方がよい時期。今日でも検診できますよと言われたのですが、なんとなくまた今度にしますと帰ってきました。年明けぐらいにはしようと思っています。
私と同じ境遇にある(30オーバー、未婚、出産経験なし)女性陣、婦人科で子宮がん検診を定期的にされることをお勧めします。
婦人科系の病院は行きずらい感じが拭えず、私は一番最初に産婦人科へかかった時は女性のお医者様がいいと電車で行く病院を選びましたが、その後は電車が面倒なのと近隣に新しくレディースクリニックができたのでそちらの男性のお医者様のところにかかっています。
ある程度定期的な検診をするなら病院は近い方がいいです。定期的な検診を受けていればカルテがあるから普段の受診にもいいしね。

この日病院のことを三女に電話で話したら、夕方にお見舞いと言って可愛い花束を持って実家へ現われました。
COMMENT : 0
TrackBack : 0
CATEGORY : 雑録 |

症候群

★『三月の招待状』/角田光代

私が本を読んで得した気分になることのひとつに「共感」があります。
「共感」といっても色々な類があるでしょうし、人によっても異なるとは思いますが、時として痛みを伴うものがあります。痛いところをつかれるというような。
そして、此の手の痛みを多々味わうこととなるのが角田光代さんの作品です。
今回の作品、主人公たちは34歳となる男女5人。
学生時代という過去から続く彼らの心持ちや渦巻く他者への心情、また現在の実情とそこでの心情とが混沌としながら鮮やかに描かれています。
とかく裕美子、充留、麻子の女性陣が抱える心情には、ところどころに自分自身が重なることがあり、でもそれはいつも自分が目を背け、気づかないふりをしやり過ごしているようなことなので、滅入ります。
あいにく今も学生時代も私には栄光なるものはないので、「昔の栄光症候群」に罹りたくても罹れませんが、「やり残し症候群」は思い当たる、むしろ今現在患っているのでしょう。
そして、この本の趣旨とは逸れるのかもしれませんが、結婚ってなんだろう、とも思いました。
COMMENT : 0
TrackBack : 0
CATEGORY : |

文化の匂い

でんえん

今日は仕事の後、そそくさと帰宅して、車で国分寺の名曲喫茶店「でんえん」に。
従姉がここで今月一杯「喫茶展」なるイラストの展示をしているんです。
中学生頃からその存在が気になっていたのに入れずにきた「でんえん」。
遂に入店できました。
店内に流れるクラッシクの旋律、互いに目を瞑り言葉を交わさず向かい合う男女…思い描いていたとおり、文化的芳香が色濃く漂うディープなお店でした。
カフェオレ美味しかったです。
お喋りには向かないお店、本を片手にひとりでまた入店したいです。
COMMENT : 0
TrackBack : 0
CATEGORY : おでかけ |

セコム入ってますか?

昨晩、仕事帰りに豪徳寺に新居を構えた従兄のところへ遊びに行ってきました。
スタイリッシュ夫妻のお家にお呼ばれしたということで、お持たせには銀座三越内にある「GIOTTO」のホールのケーキとタルトを。

新居に潜入!
以前のマンション住まいでもスタイリッシュな暮らしぶりに驚きましたが、家具・家電など一新されますますグレードアップしておりました。
リビングダイニングはフローリングなどではなくタイル張り、テレビは50インチ、天井からはイタリア製だという筆舌に尽くしがたいものすごくモダンでオシャレな照明が吊下がってました。家具や家電はほとんどインポート物なのでしょう。
ペニンシュラーキッチンに、セントラルヒーティングで全室快適温度、広くしたというバスルームにはジェットバス、お手洗いは音姫付でした。

さて、お料理上手で明るく可愛いお嫁さんは現在妊娠中。
お家に遊びに行くといつもお家の食事とは思えぬ美味しい手料理でもてなしをしてくれて毎回うっとりとするのですが、先週末もご夫婦はお友達を招いてのパーティーでおもてなしをしていたのを聞いていたので、私たちが遊びに行く時はおもてなし不要よと事前に伝えてありました。
それでも、ご近所にある美登利寿司のお寿司とお嫁さんのお手製唐揚げ(ソースがかかっていて洒落てた)とカボチャのサラダを用意していてくれて、振舞ってくれました。
立食にするつもりだったということで用意されていたのがフィリップ・スタルクデザインのディナーウェア
シンプルだし機能的で良い一品だわと思いはするものの、残念なことに立食パーティーを開くということが自分の生涯には無縁でしょうから知っていても役に立つ機会はないと思われます。
あ、でも贈り物とかにいいかも。

お宅訪問⑤ お宅訪問① お宅訪問②

お宅訪問⑥ お宅訪問④ お宅訪問③
「GIOTTO」のケーキはボックスがギフトっぽいのでお持たせに最適。

溜息のでるお家でした。
そして、自分とは無縁だということを味わうお家。
一通り食事を終え、ジャズをバックミュージックにスパークリングワインなんぞをいただきながらの歓談中、「私には無縁の生活だわ」と零したら、「まだわかんないよ~」と根拠なく励まされました。
「そうだよね」などと相槌を打ちつつも、心中「いや、わかるし」とか思っている私がいました。

我が家から結婚祝いとしてプレゼントしたバカラのワイングラスと新居祝いにプレゼントした同じくバカラのタンブラーが飾棚に鎮座していたのが嬉しかったです。
COMMENT : 3
TrackBack : 0
CATEGORY : 雑録 |

可愛い男の子と帝国ホテルでランデブー

一介の庶民が帝国ホテルに行くことになった。
今は静岡にいる友人親子ともう一人の友人とランチだ。
帝国ホテルまでにかかる時間を見積もり誤り、庶民のくせに大手町からタクシーでホテルに着ける。
正面玄関でタクシーから降りる庶民の私の元にドアマンが駆け寄り、瞬間自分がどこぞの有閑マダムであるような錯覚に陥る。
でも、そんな気分は、タクシー料金のお釣りである数百円をしかと手に握っている自分というものを認識した瞬間に吹き飛んだのであった。
そうだった、そうだった私は有閑でも、マダムでもなかったわいと軽い失望を覚える。

ここまで、ちょっと小説っぽくしてみました。

デザート
さてさて、大阪の帝国ホテルには何度か立ち入ったことがあるのですが、東京の帝国ホテルに立ち入ったのは東京に住んでいるくせにお初でした。ふんっ。
友人が予約しておいてくれたレストランでは食事がビッフェスタイル。
デザートと飲み物は給仕してもらえます。
とりあえず、昼からシャンパンで乾杯。あぁ、優雅。
ビッフェなので、食事を取りに行く間は誰かしらが赤ん坊を抱っこ。
抱っこ魔なんですね、ご子息である赤ん坊もその母親も、そして私たち友人である二人も。
抱っこの盥回しをされているにも関わらず、一度も泣いたりせず終始ご機嫌なご子息…見事な抱っこ魔振りを見せてくれました。
ランチタイムを過ぎ、ティータイムに入ってもさすがは帝国ホテル、どの係りの人にも迷惑そうな素振りはありません。むしろ、コーヒーから紅茶に切り替えてくれたりと気配りをしてくれ、ゆったりとお喋りに興じることができました。
ホテルの心遣いやご子息のお利口振りをいいことに、4時間ほど滞在しました。
とても良い時間だったなぁ。
ご子息は前回の対面の時より重みを増していたけれど、すこぶる可愛い。
特に可愛さを感じてしまうのは、私ごときに抱っこされていても彼がニターと笑ってくれるからか?
気の置けない友人との会話もやっぱり楽しいし。

代わる代わるの抱っこだったくせに私は翌日の今日、右腕が筋肉痛です。
腱鞘炎になるほど息子を抱っこをしている友人の幸せと大変さを味わったのでした。

お見送りの東京駅でご子息を乗せたベビーカーを私が操っていたのですが、母親の目を盗み逃亡を図ろうかと思いました。
COMMENT : 0
TrackBack : 0
CATEGORY : おでかけ |

ご賞味あれ。

★『もっと塩味を!』/林真理子

バターたっぷり濃厚なお味のするフランス料理が食べたくなりました。
フランス料理に魅了され、翻弄され、数奇な運命をゆく美佐子という女性が主人公です。
和歌山で裕福な家に嫁ぎ、恵まれた主婦だった美佐子が二人の子供を置いて離婚。
離婚のきっかけとなった一人の男を心頼みにして上京するも早々に当ては外れ、それでもぐいぐいと道を開き、やがてはフランス料理に並々ならぬ腕を持つ男を夫にし、その夫と共にパリへ渡りお店を持ち、敏腕マダムに。
美佐子が見せてくれる生きる力強さ、苦難にも悲壮感なく立ち向かってゆく姿、根本的に明るい気質など、読んでいて気持ちがいいです。
対して、男が持つある種の固執にやや嫌悪感が。

ご賞味あれ!といった作品でした。
COMMENT : 0
TrackBack : 0
CATEGORY : |

健在

すっかり秋となった今日この頃ですが、覚えてますか?
そう、私のケビンを。
生きてるんですよ、ちゃんと。越冬の勢いです。
先日、ケビンはまたしても虫籠上部のアミアミのところに挟まったまま、自力では脱出できなくなりました。
私が引き抜こうにも抵抗も相まってガッツリとはまり込むケビン。
仕方なく前回同様アミアミをハサミでちょん切って救出。
ちょうどいいと、彼の住居を少し大きめのケースに変え、衣替えをしました。
前までは土だった床を、大鋸屑に。
大鋸屑は姉の元にいるシェフチェンコ貞治の住居用のものを分けてもらいました。
newhouse
大鋸屑は、暖かそうだし前よりもケビンの存在を認識しやすいです。
土は保護色のようになっていたので。

2shot 
左:平田ケビン 右:シェフチェンコ貞治
せっかくだから新住居にシェフチェンコ貞治を投入。
お互い余所余所しいので無理やり近づけたりしていたら姉がやや本気になりながら「やめて~」と叫んでました。貞治はケビンに比べるとブリが悪いから心配なのでしょう。
COMMENT : 0
TrackBack : 0
CATEGORY : 雑録 |

ケンカは翌日に持ち越さない

★『ラブコメ今昔』/有川浩

自衛隊を舞台としたラブコメ短編集。
私が一番好ましかったのは「軍事とオタクと彼」でしたが、どれもラブとコメディが程よい感じだし、自衛官として訓練された凛々しさと職業を抜きにした人間性がとても巧く融合していて、楽しめました。
自衛隊に関する知識はほとんどなく、関心も薄い私ですが、キャリア組みと叩き上げ、花形部隊などの背景には興味魅かれるものがありました。
ブルーインパルス気になります、バーティカルキューピッド見てみたいわ。
そして、どんなケンカを前日の晩にしても、翌日の朝は必ず笑顔で夫を送り出してあげることが自衛官の妻には求められるということに感慨深さを覚えます。
いつ、いかなるときに、いかなる事態に陥るか分からないのが自衛官、いざというときにお互い悔いを残さないためにもケンカは翌日に持ち越さない、と。
つい先日も海自で格闘訓練で死亡(これは事故か事件か疑惑がありますが)などのニュースを見ましたし、国籍不明の潜水艦をイージス艦で追尾といったニュースもたまに見かけますしね。

この本は自衛隊ラブコメシリーズ第二弾で、第一弾は『クジラの彼』という作品なんだそうです。
未読の本なのでぜひ読んでみようと思います。
COMMENT : 0
TrackBack : 0
CATEGORY : |

メタファーからシミリーへ

★『村上春樹全作品 1979~1989 ①』/村上春樹

収録作品:『風の歌を聴け』、『1973年のピンボール』

村上春樹の作品を初めて読んだのはいつだったか…高校生だったかな。
あの頃はこの解らなさに、その世界観にちょっぴりと憧れたんだよな、そんなことを思いつつ久しぶりに読み返す。
自分の知りたいことがもしかしたらこの中にはあるのかもしれない、何かを掴めるかも知れないという以前のような気概や期待は湧いてこず、撫でるようにしか読めなかった。
そして、依然として私はよく解らない。
さらに、その解らなさへの漠然とした憧れさえも失われてました。
そんな中、憧れていた世界観の中にあったアンニュイな雰囲気を醸し出す小道具としてのお酒やたばこや恋は、素敵要素の微塵もなく(そもそも思い違いだったのでしょう)、単なる悪習慣として心身を蝕み、負の遺産として私の中に生き続けています。

今や解せないものを倦むことへの思考や感情の忍耐力はなくなり、解りやすいもの笑えるものを求めていることに気がついた次第です。

“あたしは四十五年かけてひとつのことしかわからなかったよ。こういうことさ。人はどんなことからでも努力さえすれば何かを学べるってね。どんなに月並みで平凡なことからでも必ず何かを学べる。どんな髭剃りにも哲学はあるってね、どこかで読んだよ。実際、そうしなければ誰も生き残ってなんかいけないのさ”p190
果たして私はいくつになったらひとつでも何かをわかることができるのでしょうか。

“どんな進歩もどんな変化も結局は崩壊の過程にすぎないじゃないか”p225
COMMENT : 2
TrackBack : 0
CATEGORY : |

初恋はいつだ。

★『初恋素描帖』/豊島ミホ

中学2年生の男女の心情が20人分。
まったき子供という域でもなく、かといって大人という域にも至らない、自分で自分を持て余し始める頃。
大人とは違った面倒臭さが零れていて、一種の疲労感を感じ、いっき読みができませんでした。
ちびりちびりとひとりずつ消化していきました。
初恋かぁ・・・自分の初恋がどれだったかよくわかりません。
もしかしてまだだったりして!?
さて、読みながら、とんと忘却の彼方と化している私のその年頃とここに描かれる彼らとを引き比べてみたけれど、彼らほど自己の性質や人間性を自覚できてはいなかったと思う。私に限らず。
ことに私が見ていた男の子達は、ここに出てくる男の子達よりも初心だったように思う。
本心を悟られることを回避するためにみんなに注目されるような告白をあえて披露するようなある種の勇気を持つ男の子はいなかったし、漲る性欲を理屈っぽく女の子に語れる男の子も。
私は同級生を上から見ていたタイプなので、もしかしたら私が知らずにいただけでみんな色々考えてたのかもね。
COMMENT : 0
TrackBack : 0
CATEGORY : |

世界の玄関口

★『あぽやん』/新野剛志

清々しく、小気味良く、後味の良い小説でした。
旅行会社勤務経験のある作家ならではの作品なのでしょう。
「あぽやん」って確かに“どこか優しげで、やんわりと包み込むような温かみ”のある言葉の響きです。
憎めない響き。
「あぽやん」は“楽しい旅行と地続きの楽しいエントランス”である空港にいます。
空港にドラマありです。
某映画の「事件は会議室で起きてんじゃない。現場で起きてるんだ」なる言葉を彷彿とさせます。
実際、空港にいるあぽやん達の前にはこの小説のように、あるいは小説以上に次から次へとハプニングやトラブルが起きているだろうな。とはいえ、やはり現実はこんな風にチームワークよろしく、ハプニングやトラブルを清々しく乗り越えているとは想像しがたいです。
でも、せっかくこの小説を読んで「あぽやん」という存在を知ったので、空港というところにはここに登場してくるあぽやん達のように矜持ある人達が少なからずきっといるのだと、そして笑顔で旅立ちを見守ってくれるのだと信じたいですね。
COMMENT : 0
TrackBack : 0
CATEGORY : |

考えて、創る

★『マリッジ:インポッシブル』/藤谷治

主人公引田輝子、29歳、独身。職業テレビ制作会社のプロデューサー。
仕事のパートーナーであるとある女優の発言で突如として結婚へと邁進することを決意した「ひきたてる子」。
誘いをかけようと意気込んだ男の子はゲイ、合コンで知り合い良い感じになった男性とは仕事を優先したために破局、お見合いでは大失態を犯し、結婚相談所に大金を支払い入会したものの無駄遣いに終わる。そして、たびたび他人の結婚話に翻弄される「ひきたてる子」ですが、そんな翻弄の中に「ひのてる子」になれる兆し。
バイタリティに溢れる輝子にいささか引き気味になり、読んでいるだけなのに疲労を感じました。

“手がかりもヒントも何にもなしで、他人のことを自分のことのように考えながら、人生を創造していく経験”
いい結婚って教えられるものじゃなく、考えて作っていくもので、これ以上のクリエイションはないと、かの女優が言います。

・・・そういうものなのかしらね。
COMMENT : 0
TrackBack : 0
CATEGORY : |

破れ鍋に綴じ蓋

★『夫婦一年生』/朝倉かすみ

とっーても好ましい小説でした。手元に欲しい一冊。

“あなたとごはんがあればそれで充分としんからいえる男と一緒になりたいと思うところが青葉にはあった。はなからとっくに寄り添った互いの心持ちを追いかけるようにして、たったひとりの男と一生かけて、仲よくなっていきたいじゃないか。反面、だめか?こういうの、とも思っていた。流行らないか?今”p.28

デパート勤務の朔朗くんと結婚を機に主婦となった青葉の夫婦一年目を描いた作品。
気取らず素直で頼もしく、憎めない可愛げのある青葉がすこぶるいい。格好つけが否めない朔朗くんも青葉を妻に選ぶあたり、かなりいけてる。
彼ら夫婦の交わす他愛のない会話やお互いを思いやるその心情に羨ましさが堪えませんでした。
他人同士が恋人を経て夫婦となって、生活を共にすることの不自由さ、でもそのことを大幅に凌ぐ楽しさや温かみがじわりと伝わってきました。

おでんだ!
おでん、しよう!
それで、一粒万倍日にtotoビックを買うのだ。
COMMENT : 0
TrackBack : 0
CATEGORY : |

甘い記憶

★『甘い記憶 6 Sweet Memories』/井上荒野・江國香織・川上弘美・小手鞠るい・野中柊・吉川トリコ

それぞれの作家が紡ぐ6編の物語。
物語を引き立たせる小道具であり共通テーマは、チョコレート。
そもそも森永チョコレートカレ・ド・ショコラのキャンペーンのために仕立てられた物語なんだそうです。そのことを知らずに読んでいた私は、やけにチョコレートが出てくるなと単純に思っていました。
吉川トリコの「寄生妹」が面白みがあって私は好きでした。
他の作品ではチョコレートの担うところがほろ苦さや甘美さ、あるいはノスタルジックな質感だったのに対して、この作品はチープ。
ショコラではなくチョコレートに馴染みがある私にとってチープであることにリアリティを感じ、面白さが湧くといったところです。
私がチョコレートでまず思い出すのは、小さい頃にスーパーで念入りに選んでいたドラえもんがプリントされている棒のチョコレートや不二家のパラソルチョコ、ツインクルチョコレート、あとはカプリコ。
大人になって知ることになったGODIVAやJEAN PAUL HEVINはチョコレートとしてあまりピンときません。
COMMENT : 0
TrackBack : 0
CATEGORY : |

三割

自分を象ってきたものを考えていたら、深みにはまる。
COMMENT : 2
TrackBack : 0
CATEGORY : 雑録 |

伝統

★『愛子さまと悠仁さま 本家のプリンセスと分家のプリンス』/大島真生(新潮新書230)

皇太子家と宮家や女の子と男の子の違い、天皇・皇族の方々病院選び、愛子さまの成長、悠仁さまの誕生話、皇室の警護にあたる皇宮警察本部という専門組織の存在、皇太子の帝王学、皇族の方々の恋人選び、皇室典範めぐる議論まで皇室三昧な一冊です。

称号があるのは天皇と皇太子の子供であるとか、皇太子家と宮家をバックアップする宮内庁の職員数、皇居に出入りする門など皇太子家と宮家では数々の明らかな違い(差別化)があるようです。
継承資格がなくても愛子さまは皇太子家の子、継承順位が今のところ第三位にあるけれど悠仁さまはあくまでも宮家の子。
皇位継承にまつわる男系天皇維持派、女系天皇容認派といった議論が今はまだ小さな子供である二人の将来に大きく関わることになると思うと複雑な気持になります。
連綿と続く約1500年の歴史か…。

皇室は、異世界。
俗輩者には不可解なことが多く、驚く事柄が溢れています。
COMMENT : 0
TrackBack : 0
CATEGORY : |

ポップコーンと炭酸飲料

★『20世紀少年 第一章』@TOHOシネマズ 府中

映画は躊躇していたのですが、観ました。
原作漫画のスケールが映画でどうなるのかと懸念していたのですが、時代背景の運びなど特に気になっていた部分も違和感なく、映画は映画として楽しめました。
(なんて言いながら途中居眠りしそうになった…)
でも、ケンヂ役の唐沢寿明が腑に落ちない。

久しぶりに映画館に足を運びました。
そのことが映画の内容よりも満足。
バケツのポップコーンを抱え、ファンタメロンを飲み、大満喫。
COMMENT : 0
TrackBack : 0
CATEGORY : 映画・舞台鑑賞 |

完敗

★『なめこインサマー』/吉田戦車

遂に読んだ。
私の視界にはこの本が妙によく入って、書架に並べられていてもそこだけズームしたように目に飛び込んできて、いつもはこのタイトルをしかと捉えては見なかったことにしてたんだけど。
読んだら負けな気がしてたのに。
で、やっぱり負けたね。だって、オモシロイもの。
友達犬の神出鬼没具合やキントッシュとかなんかもうズルイよね。
事実なのか虚構なのかなんてどうでもよくなってくる。
添えられている主張甚だしいイラストも神がかり。

恐れ入りました。
COMMENT : 0
TrackBack : 0
CATEGORY : |

プロフィール

tapiocapudding

Author:tapiocapudding
FC2ブログへようこそ!


カレンダー

09 | 2008/10 | 11
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -


シンプルアーカイブ


最近の記事


最近のコメント


最近のトラックバック


カテゴリー


フリーエリア


FC2カウンター


ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる


ブログ内検索


RSSフィード


リンク

このブログをリンクに追加する


Copyright © 気分屋 All Rights reserved.
Images by Night on the Planet  Designed by サリイ  | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。