This Archive : 2008年11月

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欲しい、買って。

★『おそすぎますか?』/田辺聖子

「夢とぼとぼ」「あんたが大将」「おそすぎますか?」「ぎっちょんちょん」「友を背にして」の5編の短編とあとがきにかえた「夕立のあとの虹のように」が収録。
どの短編も闊達に働く女性とそんな女性の側で男の沽券を気にしいしいしている男性が描かれてる。
どれもとても生き生きとしていて、面白く、気持ちが良い作品。
男の沽券にこだわっている男性をも愛おしい存在として描き出せてしまう田辺聖子さんの手並みたるやあっぱれです。

“小説を読んで「何も残れへんけどおかしかった」という精神状態がね、人生でいちばん大事”「夕立のあとの虹のように」より
このあとがきにかえた「夕立のあとの虹のように」で田辺聖子さんの物を書く姿勢、小説の在り方が綴れているのですが、これがとても素敵な考え方なんです。
小説は、難しい考えじゃなくていい、人生の上級生が伝えるべき知恵みたいなもの、面白みや軽みが大切なのよ、って。

私は、趣味を尋ねられれば読書と答えますし、仕事を尋ねられて答えれば「じゃあ、本が好きなのね」と言われれることが必至な環境ではあります。
趣味や仕事の話をすると、どんな本を読んでいるの?という質問を始めとして、本の話を振られたりすることが多々ありますが、人に言えるほどの内容の本は読んでないのが実情であり、残念ながら相手の期待に沿えるようなものを読んでいないのがほとんどなので、本に関する質問や話題にはいつも上手に答えられないんですよね。
それになりに本は読みます、確かに。(もっと読む人なんてごまんといますから、「それなり」というのもおこがましいことかもしれません・・・)
でも、私は難しいものは好きじゃないし、読まない、というより読めない。
そのことを特段悩んだりしてはないですが、田辺聖子さんがいう小説の在り方に私はほっとさせられました。「人生でいちばん大事」という精神状態に私は何度もなったことがあるもの。

この本は、ポプラ社の「Tanabe Seiko Collection」なる文庫本シリーズの2冊目。
1冊目は「百合と腹巻」というタイトルで、現在読み途中です。
このシリーズ何冊発行されるんでしょうか…装丁も可愛いし、全部手元に欲しいです。

カウントダウン*3*
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何と戦うもの?

★『瑠璃でもなく、玻璃でもなく』/唯川恵

「恋愛は不安との戦いであり、結婚は不満との戦いである。」

タイトルが入った扉の裏側に書かれた一文。
読み始めようと思って開いたらこれ…ゲンナリしてしまうのです。
気を取り直し、読み始め、読み終わり、ゲンナリ具合は増すのです。
略奪婚する女(美月)と略奪婚される女(英利子)。
この二人の結婚と離婚に至るまで、そしてその後が連綿と描かれるわけです。
略奪という点を除き、両者の女が持つ結婚への魂胆なるものは存知のことでありまして、苦々しいものがあります。

“あのね、結婚前は『結婚したらみんなOK』みたいに思ってたの。とりあえず『私の人生、これからどうなるの?』なんて、面倒なことは考えなくて済むだけでも気が楽って。でもね、やっぱりそうじゃないのよ。結婚しても思うのよ。私の人生どうなるのかなって。好きな男と結婚するだけで、人生って完結するわけじゃないのよね”p.215(略奪婚が叶うこととなった美月に新婚である友人マリがいう言葉)

恋愛は不安との戦いか。
確かに不安がまったくないわけではないけれど、不安を払拭したり凌駕する心地の良いことがある。
だから、懲りずに恋愛するでしょ。
不安とばかり戦うのが恋愛だとしたら辟易して恋愛しなくなっちゃうわな。
結婚は不満との戦いか。
これについては実体験がないのでどうしようもないですが、不満と戦うのは嫌ですねぇ。

カウントダウン*4*
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芸術の秋

お休みだった今日は、前々から母と約束していた展覧会へでかけてきました。
母は午後からお仕事をお休み。
上野駅で待ち合わせ、お昼ごはんを食べに東京文化会館内のフォレスティーユ精養軒に足を運んだのですが、行列が…。結局、アトレ内にある古奈屋へ。

お昼ごはん
一度食べてみたいと思っていた古奈屋。
美味しかったわ。
おうどんを食べ終えたら玄米ごはんをお汁に入れて食べます。
二度楽しめるわけですが、意外にもお腹一杯でやや残しました。

腹ごなしを済ませ、いざ美術館へ。
国立西洋美術館で開催中の『ヴィルヘルム・ハンマースホイ展―静かなる詩情―』です。
国立西洋美術館

この画家の特徴といわれている室内画には、本来あるべきものが意図的に排除されていたり、光と影の具合や描きこまれた家具に不自然な箇所があったりなど面白い構図が多々見受けられ、興味深く鑑賞。
さて、ハンマースホイが21歳の時に美術アカデミーに出展し落選し、物議を醸したという絵に「若い女性の肖像、画家の妹アナ・ハンマースホイ」という作品がありまして、またそのハンマースホイが落選した当時、アカデミーで認められ活躍したカール・ホルスーウの作品も今回数点紹介されております。
意見を述べるには美術について無学でありおこがましくある私ですが、個人的にはある種鑑賞者を拒むような無機質さや冷淡さを感じるハンマースホイの作風の方が断然好きでした。
ハンマースホイの落選が「名誉ある落選」と評価されたということに一票を投じます。
ちなみに、カール・ホルスーウの他にもハンマースホイの妻イーダの兄にあたるピーダ・イルステズの作品も数点紹介がありました。
ピーダ・イルステズとカール・ホルスーウの作品の中にはハンマースホイの影響を受けたであろうといわれる室内画があるのですが、ハンマースホイにはない親しみやすさが見られ、似て非なるものだと思いました。
初めて観た画家でしたが、私にも母にもとても好ましい作品でした。
母は室内画とくに「ストランゲーゼ30番地」のアパートを描いた作品がいたく気に入ったみたいで、美術館を出たあともしきりにそのことを言っていました。

さて、ハンマースホイを堪能した後に向かったのは、両国。
お次は、江戸東京博物館で開催中の『BOSTON美術館浮世絵名品展』です。
空いているだろうと高を括っていたのですが、混んでる。なにやら65歳以上の方々が証明書次第で無料で鑑賞できる日だとか…。挫けそうでしたが、楽しみにしていたので入館。
浮世絵は、もっと派手派手しいものを思っていたのですが、案外地味でした。
錦絵も肉筆画もありましたが、いずれもサイズがB4サイズほどのものが多く、それでいて緻密な絵であるので相当近寄らないとならない。けど、人が多いときて、難儀しました。
それでも、初期作品の菱川師宣、鳥居清信などから中期の東洲斎写楽、歌川豊国、歌川国政やら、後期の葛飾北斎、歌川国芳、歌川広重など見ることができました。
古典文学や歌舞伎、浄瑠璃などの世界をもっと知っているとより楽しめるのでしょう。

予定通りに2カ所の展覧会へ行き満足ですが、さすがに疲れました。
どちらもそれなりに混み合っていましたし。
東京都美術館で開催されている『フェルメール展~光の天才画家とデルフトの巨匠たち~』もあともう少しで終わってしまうとあって12月早々に行く予定を立てていたのですが、混んでいる中で鑑賞するのが好きじゃないので迷っています。

銀杏
そうそう、上野公園の紅葉はこれからが本番のようです。
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力を感じる恋愛

★『ばかもの』/絲山秋子

学生時代年上の額子という女にハマリ、こっぴどい振られ方をし、いつしかアルコール依存症となり多くのものを失い、転落男と化すヒデ。
こっぴどいやり方でヒデを振り、結婚したはずの額子はといえば、ヒデが多くのものを失っている間に不慮の事故により右腕を失くし、悲しいことに離婚。
「喪失」と共にそれぞれ人生を歩んでいた二人が額子の母おばやんを通じて数年ぶりに再会。
再会してからの二人は互いを支え、徐々に再起してゆきます。

ヒデのアルコール依存の症状を描いた部分と後半部分の不器用な二人が身を寄せ合うように再起してゆく様子がとても印象的でした。

カウントダウン*5*
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粋を見た夜

二の酉だった今日、お誘いあって大國魂神社の「酉の市」にお伴しました。

酉の市
ひとまずはお社でお参り。
そして、酉の市ならではの「縁起熊手」を売る露店が立ち並ぶ参道へ。

酉の市②
ここへ来る前に酉の市のことやそこで売られている縁起熊手の買い方なんかを調べてきていた彼。
不慣れながらも彼はなかなか立派に熊手商のお兄さんと「買った(勝った)、まけた(負けた)」のやり取りをして、おまけをつけてもらったり、気前良くご祝儀を渡したりと、楽しく気持ちのいい買い方でひとつの熊手を手にしていました。
口々に買い方を褒めて(おだてて?)くれた熊手商の方々から最後に商売繁盛を祈願した威勢の良い掛け声をかけてもらい、カンカーンと景気良くならされる拍子木の音と共に手締めをしてもらい、ご満悦の様子。
手締めでは「もう一丁!」とおまけも。

酉の市④
私は画像左下の小っちゃな熊手守りを買いました。
熊手守りは、福を「掃き込む、かきこむ」との洒落にことよせ「かっこめ」と呼ばれているそうです。
これでこまめに福をかき込みたいたいと思います。

腰手ぬぐいの作業着姿に雪駄履いて、縁起熊手を持って歩く彼は職人さんらしくて格好良かったです。
縁起熊手は年々大きくしてゆくものなんだそうです。
来年も今年より大きな縁起熊手を持って嬉しそうに歩く彼の姿を見たいものです。

酉の市③
豪華絢爛とっても大きな縁起熊手に売約済みの文字が。
これを買った人は来年どんだけの大きなものを買うんでしょう。
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あたしはあたし

★『女の絶望』/伊藤比呂美

“女の、女たちの、悩みを、不安を、しとつに集めて表現する言葉”=絶望。

子どもから大人まで絶望を抱えた人たちが新聞の人生相談に相談を寄せます。
離婚、育児、浮気、不倫、更年期、介護、性(エロ)などに根付く女の普遍的な悩みが溢れています。
(たまに男も登場)
そして、そんな女たちの(時に男の)絶望に自身を重ねつつ江戸訛りで答えてくれるしろみさん。
海千山千であり、嫉妬道にいたっては免許皆伝であるしろみさんは、「あたしはあたし」「あんたはあんた」という境地への手がかりを披露してくれています。

しろみさんの口上手さにで思わず笑いが零れてしまいますが、実は考え考えじっくりと読んでしまうと重たい一冊になるやもしれません。

*「貪瞋痴(とんじんち)」…〔仏〕 三つの根本的な煩悩(ぼんのう)。すなわち、対象を求める貪欲、怒りである瞋恚(しんい)、真理を見失う愚痴のこと。三毒。
「大辞林 第二版」より
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初体験

3カ月に一度という貴重な日曜日の休日、何をして過ごそうか。
ノープランで迎えた今日、昼過ぎに車でとあるところへ。


東京競馬場
人生初の競馬場です。
競馬=ギャンブルというダークなイメージを払拭させてしまう綺麗で立派な建物にまず驚きました。
入場料200円、フードコートも充実、サロン的雰囲気さえ漂う空間です。
とはいえ、イメージ通りのいかにも競馬人という人々はやはり多く、その建物と人々が醸し出すオーラとのギャップがなんともいえぬ感じ。

競馬場②
ここがパドックといわれるところ。
ここで出場馬の状態、「ケツ」や「毛艶」などを見るのだそうです。
レース前のお馬さんたちの心を乱してはならないのか皆静かに見守ります。

競馬場③
馬券を生まれて初めて自分で購入。名前でお馬さんを決めました。
「ディアジーナ」です。
単勝という買い方で300円分。

競馬場④
目の前をお馬さん達が疾走してゆきます。感激!
パッパカパッパカというのではなく、ドドドドドドドォーといった感じであっという間。
芝生の緑の中を懸命に走るお馬さんたちの姿はとても美しいです。

ちなみに今日は私でも耳にしたことがある「エリザベス女王杯」というのが京都競馬場で開催。
こちらのレースの馬券も買ってみました。
馬連という買い方で「13番ベッラレイア」と「16番リトルアマポーラ」、200円分。
これも名前の響きだけで決定。
京都で開催されているわけですから当然このレースはモニター観戦となるのですが、ファンファーレが鳴ると共に東京競馬場内でも手拍子。
目の前をお馬さんが走るわけではないのに場内が盛り上がっていることに驚きと期待が膨らみました。
そして、スタート直後…それまで以上に場内がワァ!っと沸きました。
武豊、落馬。
騒然とする中、騎手がいなくなってしまったことを知ってか知らぬか5番ポルトフィーノがぶっちぎりで一生懸命走ってます。その姿は滑稽でいて可愛く、愛おしくなりました。
ポルトフィーノは結局、一番でゴールを駆け抜け、場内に笑いや落胆をもたらしていました。
ポルトフィーノはレースの後、叱られたりするのかなぁ。だとしたら嫌だな。
武豊さんは両肩打撲で済んだみたいです、良かった。

結局、私は東京競馬場で今日行われたレースのうち9レース目~12レース目の4レース分と京都競馬場のエリザベス女王杯(11レース目)の1レースの馬券を買いました。
記念なので残しておきましょう。

@東京競馬場
・9レース 単勝300円 4番ディアジーナ(3着)
・10レース 馬連300円 3番アブソリュート(3着)&8番ラズベリータイム(8着)
・11レース 馬連200円 3番ダンスフォーウィン(10着)&16番マイケルバローズ(7着)
・12レース 馬連300円 14番スカーレットライン(6着)&16番ブライアンズエッセ(3着)

@京都競馬場
・11レース 馬連200円 13番ベッラレイア(3着)&16番リトルアマポーラ(1着)

一度も当たりませんでした。ふふふ。
ほぼ名前の響きで買ったのですが、東京の11レース目だけはパドックでのお馬さんの様子で決めました。お尻がキュッとして毛艶が綺麗と思ったお馬さんと黒い毛が格好良かったお馬さん。
当てようと思って買ったわけでなく、レースをより楽しむために買っただけなので構いません。
とはいえ、いつか当ててみたくはあります。

そして、もう一つの楽しみだった食べ物。
競馬場⑤ 競馬場⑥
ショッピングモール級、もしくはそれ以上にフードコートが充実していて全部巡ることができませんでした。
食べたのは、餅入りけんちん汁とおうどん、アメリカンドッグ。
餅入りけんちんは野菜がたっぷりで温まって、美味しかった。
車だった私はもちろんノンアルコール。

お馬さんたちは可愛く、美しく、競馬場は想像以上に楽しいところでした。
目の前を疾走するお馬さんたちの迫力を観に是非また競馬場にでかけたいと思います。
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ラブレター

今日は、お仕事が遅番でした。
夕方、携帯を開いたら予想していなかった嬉しいメールが一件。
お迎えです。
その後のお仕事は嬉しさでなんなくこなせてしまいました。

さて、お仕事も終わりウッキウキと外に出てみますと…あれ、いない。
あれれ、都合悪くなったのかしらん…それとも間に合わなかったかしらん…とややしょぼんとなりつつ電話をかけてみましたら、いました。
路上に停まる一台の車の中に!
おぉ!!!!お車ですよ。
オトナですな。なんか、こういうの。
お喋りしながら、ナビに導かれているはずなのに道を誤ったりしつつドライブを楽しんで、ラーメンを食べに永福町の大勝軒に行きました。

お腹一杯食べてからはお相手の思い出の地である永福町を一緒に歩いて辿りました。
人には思い出の土地や場所があるのだと歩きながらしみじみと感じました。
私に当時のことをひとつひとつ思い起こしながら話してくれる彼は今何を思って隣を歩いているのかなと気がかりでなりませんでした。
今私の隣を歩くこの人が言う“あの頃”という時間を私は共有しておらず、そのことが非常にもどかしく、また淋しくもあり、時には遡り嫉妬さえ覚える。
そして、私は内心でこの人が思い起こしている“あの頃”よりも一緒に夜道を歩いている今がその頃よりも幸せだと感じていてくれていたらいいな、きっとそうでありますようにと負けじと念ずるのです。
そしてそして、私が君をもっとハッピーにしてやるからと思うのです。
そしてそして終いには、私と今一緒に歩いている君はかなりラッキーなのだよと私の内部的思考は飛躍しました。

「愛は時の威力を破り、未来と過去を永遠に結び合わせる。」byミュラー
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喜怒哀楽、七転八倒、七転八起

★『平等ゲーム』/桂望実

特定の人間、組織に権力をもたせない。
島民は労働力を島に提供し、島が得た利益は均等に分配する。
運営を誰かに任せない。すべて島民の投票で決定する。
島民はすべて平等という理念に基づき形成されたユートピア“鷹の島”。

人口1600人という瀬戸内に浮かぶこの小さな島で生まれ育った耕太郎という青年が主人公。
勧誘係の職業に就いている(職業は4年毎抽選で決定)耕太郎は、本土と島を行き来します。
絵を描くことでより本土の人との接触が密になってゆく耕太郎は、生まれて初めて口惜しさという感情を知ります。
そう、丹念に作りこまれた平等社会ではあるけれど、そこに個性は必要なく、また達成感や口惜しさといった人が本来持つであろう感情は生まれないんです。
そして、完璧な仕組みをもっている理想郷であるはずのこの島にも不正や裏社会が。
そのことを知った耕太郎は、不正を正そうと各職務を監視する機能を持った新たな班を作るという提案しますが、反対多数で否決、島を追放されます。

平等ってなんだろうと考えさせてくれる一冊です。
もしも自分に鷹の島移住の権利が抽選で当たり、勧誘されたとして移住するか考えました。
確かにこの格差社会の中、極めて底辺に近いところに自分がいるのだとしても、口惜しい思いばかりをしても私は行かないと思います。
完璧な平等社会を追求する生き方もあっていいと思いますが、格差社会の中にあっても面白いことや素敵なことがあるし、口惜しさがあって頑張れることもあるので、そういったことに目を向け、生きていく強さを少しでも養うことに私としては費やしたいところです。
それにやはり完璧な平等社会は鷹の島がそうであるように人間の力によって作れるものではないと思います。
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お知らせ

えーと。
わたくし、唯一の通信手段(PC除く)である携帯電話をおそらく職場に置き忘れてきました( ゚Д゚) ムホー。

今日は、お仕事の後、職場の珍しい面々と新宿御苑で飲み会でした。
飲み会の席に到着し、何気なく鞄の中をごそごそとしたところその事実に気が付きました。

明日は休日なわけで…( ゚Д゚)マズー。
職場は閉館しているわけで(;゚д゚)ァ....。

こちらで私の生存確認をされている方々に通信手段は今のところ火曜日まで遮断となります故、念のためお知らせしておきます。
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ぺらぺらですかすか

★『星のしるし』/柴崎友香

主人公果絵さんの性格や気持ち、祖父の死に対する感情、恋人や仕事への関わり方、友人・家族の存在感、ライフカウンセリングや占いなどといった小説を作り上げているモチーフ・エピソードが全体的に微温的。
さらにUFOや宇宙人を語りなにやら含みがありそうなカツオの存在も期待はずれだった。
目を向けられない現実というほど深刻なことでもないのにとりとめもないものを信じてみたくなったり、頼みにしてみたくなるというのは私自身覚えがあること。
そして、お百度を踏むなどまさに藁にも縋るといった「祈り」のことを思うと自分が「ぺらぺらですかすか」に思えるのは確かです。

ちなみに私も宇宙人がとても怖いです。
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ドナドナ

★『今日もやっぱり処女でした』/夏石鈴子

主人公あおば、正社員を辞めイラストレーターへの道を開くべく派遣社員となります。
そんなあおばの周囲には思いがけないことや思いもよらないことが。
父親の突然の一人暮らし宣言、母親による朝ごはん作り放棄、同じ派遣社員である福貴子さんの「ずんどこルミちゃん」時代の告白など。
複雑ではないけれど単純なことでもない、人が持つ微妙な心のバランスや心持ちを感じます。

紹介文には「ほっとして、じんわり元気が出る「あおばの物語」第一弾」とあるんです。
ということは、第二弾があるということで期待が膨らみます。
初出が雑誌「本が好き!」であるということは今も連載されてるのかな。
雑誌で読んでしまおうかしら…あおばのこの先を知りたいもの。
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カウントダウン

★『ピンクの神様』/魚住直子

児童文学でお見かけする作家さんの短編集です。
進んだ道が異なる同級生との交友関係、幼稚園の保護者との人間関係、歪む家庭で荒んだ心を持て余し友達虐めをする小学生、会社内での人間関係、ご近所付き合いの中で追い詰められてゆく孤独な主婦達、新キャラで挑んだ中学校生活での交友関係。
傍から見れば小さな世界かもしれないけれど、そこに身を置く当事者にとってはそこが今ある全てとして映る世界。そこにある人の悪意や憎悪、愚かしさなどが描かれています。
でも、どれも最後には希望が持てる終わり方をします。
この「希望が持てる」というあたり、どこかやはり児童文学的な感じがします。
「救いがある」というのとも違い、綺麗にまとまっているという感じ。
もちろんそれが悪いとかいうことではないんですが、私としてはこういうものを疑ってしまうというか、いささか違和感を抱きます。
自分の感じ方をぴったりとした言葉に変換できないのがもどかしい。

この本、先に母が読んでいたので読む前に「どうだった?」と訊いた時、「うーん、なーんか教訓めいてたよ」と言っていたのですが、ちょっとそれがわかる気がします。


ちなみに、この本は2008年に入ってから(まともに)読んだ本、90冊目。
年間の目標冊数は100冊。
カウントダウンに入りました。
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