何と戦うもの?
★『瑠璃でもなく、玻璃でもなく』/唯川恵

「恋愛は不安との戦いであり、結婚は不満との戦いである。」

タイトルが入った扉の裏側に書かれた一文。
読み始めようと思って開いたらこれ…ゲンナリしてしまうのです。
気を取り直し、読み始め、読み終わり、ゲンナリ具合は増すのです。
略奪婚する女(美月)と略奪婚される女(英利子)。
この二人の結婚と離婚に至るまで、そしてその後が連綿と描かれるわけです。
略奪という点を除き、両者の女が持つ結婚への魂胆なるものは存知のことでありまして、苦々しいものがあります。

“あのね、結婚前は『結婚したらみんなOK』みたいに思ってたの。とりあえず『私の人生、これからどうなるの?』なんて、面倒なことは考えなくて済むだけでも気が楽って。でもね、やっぱりそうじゃないのよ。結婚しても思うのよ。私の人生どうなるのかなって。好きな男と結婚するだけで、人生って完結するわけじゃないのよね”p.215(略奪婚が叶うこととなった美月に新婚である友人マリがいう言葉)

恋愛は不安との戦いか。
確かに不安がまったくないわけではないけれど、不安を払拭したり凌駕する心地の良いことがある。
だから、懲りずに恋愛するでしょ。
不安とばかり戦うのが恋愛だとしたら辟易して恋愛しなくなっちゃうわな。
結婚は不満との戦いか。
これについては実体験がないのでどうしようもないですが、不満と戦うのは嫌ですねぇ。

カウントダウン*4*
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