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日常生活でのできごとや思ったこと。
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★『大切なひと』/石井睦美
ミュージックビデオから生まれた物語なんだそうです。 どんなアーティストのミュージックビデオなのかわかりませんが、この小説では、耳の不自由な女の子と大学生でストリートミュージシャンの男の子との恋を描いてます。 歩君の一途な気持ちが、一途な想いが、一途な恋が至上最高のことであるような世界観には、ちょっと着いていけませんでした。 ちなみに、こういう身体的障害と恋愛というテーマが組み合わせられている作品を「狡いな」と私は思ってしまうふしがあります。 健常者同士の恋愛物語だとしたらなんてことないはずのものが、一方が障害を持っているということで一気に切なさを増す的なその図式になんとなく嫌悪感を感じてしまう。 障害者に対するある種の固定概念、先入観に付け入っているような気がするし、またそうした固定概念や先入観を更に助長しているような印象を私は持ってしまう。 この物語に関連した夢を見ました。 もうよく覚えていないのですが、起きた時に「この本を読んだからこんな夢をみたんだ」と思ったので、関連していたのだと思います。しかも、あまり良い夢ではなかった気がします。 ★『雉猫心中』/井上荒野
今作品、おおまかに言ってしまえばW不倫のお話。 不倫には「背徳という甘美」があると勝手なイメージを私は持っているのですが、この作品で描かれる不倫にはそういう感じはなく、胡散臭く猥雑で、不快で退屈な不倫でした。 井上荒野さんの小説における大きなテーマは人間の「ウソ」なんだそうです。 (by「あらたにす」書評インタビューより) 今作品は構成が女性語り・男性語りに分かれていたのですが、確かにどちらが語ることが実際なのか、むしろどちらとも実際なんてものは語ってはなくて、そもそも実際ということ自体が存在しなかったかのかもしれないとも思えます。 |
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