This Archive : 2009年06月

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邪魔にならない女

ゆきてかへらぬ 中原中也との愛』/長谷川泰子 述・村上護 編

中原中也プチシンドロームです。
そういや学生の頃に講義で聞いたのか何かの本で読んだのか、とある女性が中也と小林秀雄にはいたことを思い出して、読んでみました。
17歳にして年上の女性と同棲してしまう中也もすごいけど、恐るべし長谷川泰子さんです。
中也との同棲から小林秀雄との同棲、出産(中也でも小林秀雄の子でもない)、富豪中垣竹之助との結婚…。
潔癖症で何ひとつできない泰子に対する小林秀雄の思いやりというか献身ぶりに、また小林秀雄を失った泰子、そして自分の元にいなくとも何かと泰子の世話を焼く中也、この三人の関係性には読んでいて泣きたくなってくる苦しさを感じました。

長谷川泰子の波乱に富んだ人生に感慨深さを覚え、更に語られる交流関係には中原中也、小林秀雄以外にも大勢の文士が登場し、面白さがあります。
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巧い!

玩具の言い分』/朝倉かすみ

「グラン・トゥーリズモ」「誦文日和」「寄り目インコズ」「小包どろぼう」「孑孒踊」「努力型サロン」の6編からなる短編集です。
どの作品も素直で押し付けがましくなくて、飽きのこない短編集。
齢10代、20代ではないそれぞれの主人公の女性には、ストーリーの中でいちいち語らなくとも人生の機微が伏在していることが感じられ、そこが一層深い味わいをもたらしている感じがします。
「小包どろぼう」が好きでした。
私のところにはいつ小包が届くようになっているんだろうとぼんやり考え、もしかして届いたはずの時に不在にしてたんだったりして、と思ってみたり…。

それにしても恋愛というものが包括する色々な感情、欲求を上手に描いているなぁと感服します。
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お初

20090629133318

先週の土曜日、仕事帰りにサッカー観戦に出かけました。
初めて国立競技場へ踏み入りました。
都心にありながら天まで吹き抜けの空間。
その気持ち良さに売り子の人たちから受け取るちょっと温いビールでさえ美味しいと感じます。
試合は清水エスパルスvsFC東京。
先制点を取ったFC東京に油断していたら、不明瞭なうちに清水が1点。
あらら、同点で試合終了するのかしらんと思っていたらFC東京が再びゴール。
このまま試合終了のホイッスルが鳴ってしまえ、と念力を送っていたらその通りになりました。
前回観戦した時にもFC東京が勝利したし、ひょっとしてあたいったら勝利の女神だったのかしらん?

横にいらっしゃった鈍太郎さんはそりゃもうご機嫌さんで。
あたいと一緒にいても近頃じゃなかなか見せやしない満面の笑顔なのでした。
FC東京には嫉妬を覚えます。
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CATEGORY : おでかけ |

オモシロ会話

今日、名古屋に住むお友達が電話をくれました。
何でもBlogを見て私のことを気にかけてくれたらしいのですが、コメントするのが面倒だったとか。
癒されたいねーという会話をしていたら、
名古屋嬢は「癒しも欲しいけど、彼氏も欲しい」だの「卑しいからね」と一人で駄洒落ては一人でウケていました。そんな彼女自体に私はウケてしまいます。
Blogのコメントやメールでなく、束の間でもおしゃべりできて楽しかったぁ。

そして、もう一人、笑わせてくれた人が。
夏休みに「瀬戸内海横断自転車道」で海峡の横断(もちろん自転車で)をするのもいいねという話を以前したので昨日ちょっとネットで調べた私はさっそく鈍太郎に自転車道のことを電話で話しました。

私:『全長70㌔あるんだけど、「本気ライダーは約3時間、早い人で4~5時間、体力に自信のある人で5~6時間、初心者やゆっくり走って10時間程度」なんだって』

鈍:『あやちんなら21時間だね、ほら、あやちんは初心者以下だから』(何故か、僕は違うけどという響きをもった得意げ口調)

初心者以下だとしても+α11時間って何よ!?
その理由は何でも…

鈍:『あやちんはきっとイラつくからそれでまず1時間でしょ、で、イラついて怒って自転車を破壊するから、そのせいで更に余計にかかってしまう時間が10時間』

なんかよく分からない計算だけど、ウケちゃいました。
きっと鈍太郎は私のことをキレやすいって思ってるんだなー。
可笑しい。
1時間イラつくって凄いエネルギーだし、更に自転車破壊のエネルギーまでも発揮するなんて。
私は秘かにエネルギッシュな性質なのかもしれません。
鈍太郎の目論見が当たるかはわからないけれど、瀬戸内の海の上を一緒に自転車で走れたらいいなぁ。
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CATEGORY : 雑録 |

まとめて9冊

◆『にんじんのたね』/ルース・クラウス さく・クロケット・ジョンソン え・おしおたかし やく

職場の机の上に届いてました。
信じる力というものを見せてくれるかわいいおはなし。大人の夢のなさも浮き彫りに。

◆『どうやってねるのかな』(福音館の幼児絵本 薮内正幸のどうぶつ絵本)/やぶうちまさゆき

お話会で利用。読み終えた後に「みんなはどうやってねるのかな?」と尋ねてみたところ、「普通にねる」とそっけない答えが…。ちょっとムキになり、「わたしは、はらばいになってねます」と言ってみたらわりと笑ってくれた。

◆『ぴょーん』(はじめてのぼうけん 1)/まつおかたつひで 作・絵

お話会で利用。「ぴょーん」となるページの前に間を取って子ども達の顔を見てたのだけれど、すごい面白かった。かたつむりでも彼らはワクワクしてる顔してるの。で、「ぴょーん」てならなかった時の子ども達のきょとんとした顔やあぁっていう顔みてたら、してやったりという気持ちになった。

◆『にんじん』(いやだいやだの絵本 1)/せなけいこ さく・え

にんじんという一野菜の存在感に思いを馳せました。にんじん嫌いな馬やきりん、猿、カバ、兎というものはいないもんなのでしょうか。ちぎり絵(たぶん)なのが素敵です。

◆『もじゃ もじゃ』(いやだいやだの絵本 2)/せなけいこ さく・え

もじゃもじゃなものがいろいろ登場。「もじゃもじゃ」という字面も響きも個人的には好きなのでこの絵本が好きです。

◆『いやだいやだ』(いやだいやだの絵本 3)/せなけいこ さく・え

ものすごい嫌面の女の子が表紙。いやだいやだというルルちゃんに対抗してかお母さんはじめいろいろな物たちもいやだいやだと言います。いやだいやだ合戦です。
いやだというのは拒否するという意思表示の表れ。きっと親はそんな意思表示をする我が子に成長したと思いつつ、戦うのでしょうね。

◆『ねないこだれだ』(いやだいやだの絵本 4)/せなけいこ さく・え

これ、きっと怖い子いるよねぇ。今もわたしはオバケとか怖いもん。これを読んでもらった日は怖くて逆に寝られなくなりそうだよ。

◆『はなをくんくん』(世界傑作絵本シリーズ)/ルース・クラウス ぶん・きじまはじめ やく・マーク・サイモント え

冬の色彩と違い春という季節が色鮮やかなものであるという感覚が伝わってくる絵本。すごく良い作品だと私は思います。動物たちの春を待ちわびる心持ちがよく現れている優しいタッチの絵も素敵です。

◆『おおきな木』/シェル・シルヴァスタイン さく・え・ほんだきんいちろう やく

『愛とは第一に与えることであって、受けることではない』by.エリッヒ・クロム
“「与える」行為に犠牲の行為を見てならない”と…。
子どもよりも大人に対してメッセージ性が高い作品だと思います。
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恋愛武将

mixiを見ていたら、注目ピックアップに「仕事忙しい彼と絆深めるには」(All Aboutネタ)というのがありましたので、どれどれと開いてみたら、中に「仕事優先で頑張っている彼に対して、してはいけないこと」として以下のことが挙げられておりました。

“仕事を頑張っている人に対して、「これをやったら嫌われる」ということを挙げてみます。”として

・仕事中だと分かっている時間に「ただかまってほしい」だけのメールを送って返信を強要
・電話で一方的に自分の話したいことだけを話す
・会えた時に、会えない不満をネチネチと責める
・友達のラブラブ・エピソードや女性にマメな男性の話をうらやましそうにする
・しょっちゅう浮気を疑う
・電話で泣く

これ、あたいじゃんと密かに思ったのは言うまでもありません。
されど、これを読み、以後こういうことをしないようにしようと殊勝にも思ったかといえば、そうではありません。
こんなことで嫌われるなら大いに結構、そんな料簡狭き凡庸な男の子なんぞこちらとて望んでおらぬと内なる反骨精神は漲るのでした。
そもそも、こういうつまらんことに気配りをしなければ存続できない関係性というのには、遅かれ早かれいずれ破局という終焉が待っているような気が私はするのです。
私の場合、たとえ好き合っていたとしても恋愛は男女間の戦だと思っています。
戦国武将が領土拡大のために戦をするようなものだと。
どれだけ相手の領土を侵食できるか、自分の領土に相手をどう上手く取り込むか。
生憎、あたいは戦が下手くそです。まったくなっちゃいない。
勢いばかりで武装をしていなかったり、用意周到さに欠け甲冑などの武具を忘れたりしたまま敵陣に乗り込んでしまうような感じ。

ここまで意気揚々と思いを綴っといてなんですが、実は反骨精神が漲るわりに気骨のない私は実際には破局への覚悟を持していません。
だったらゴチャゴチャ言ってねーで気配りの努力すりゃーいいじゃん、と思われるでしょうが、そういう考えにはせこさを感じ、同意しかねます。

できることならば、武装そのものや甲冑などの武具を忘れたりして戦に乗り込む愚かな私に対して、その愚かさを指摘して不戦勝するのではなく、私に忘れていることを悟らせないような戦をしてくれることを望んでいます。
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mission 2

冷蔵庫の中のSNOOPYの瓶を見よ。
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畢竟意志の問題だ

★『中原中也詩集』(ハルキ文庫)/中原中也

今日の仕事帰り、寝てしまい電車を乗り過ごしました。
一駅だけど。
ちゃんと降車駅で目が覚めたのだけれど、はっきりと認識するまでの間に悲しい哉、ドアが閉まりました。
呆然としたまま隣駅まで電車に揺られ、ホームに降り立った時、「思へば遠く来たもんだ」とうい中原中也の詩『頑是ない歌』の冒頭の一節が頭に浮かぶ。
隣駅なんだけどね。
思いがけない文学的発想に至ったことに、そしてその甘美さに満足し、確かな足取りで上り電車のホームを目指しました。
海援隊の歌じゃなくて、中原中也が出てくるって素敵よね。
あたい、素敵!って思いましたの。
気分に浸り、家に辿り着いてから久々に『中原中也詩集』を開きました。
この『頑是ない歌』のページにはやっぱりドッグイヤーがある。
読み返してみたら何だか今の心境にはしっくり。


『頑是ない歌』

思へば遠く来たもんだ
十二の冬のあの夕べ
港の空に鳴り響いた
汽笛の湯気は今いづこ

雲の間に月はゐて
それな汽笛を耳にすると
竦然として身をすくめ
月はその時空にゐた

それから何年経つたことか
汽笛の湯気を茫然と
眼で追ひかなしくなつてゐた
あの頃の俺はいまいづこ

今では女房子供持ち
思へば遠く来たもんだ
此の先まだまだ何時までか
生きてゆくのであらうけど

生きてゆくのであらうけど
遠く経て来た日や夜の
あんまりこんなにこひしゆては
なんだか自信が持てないよ

さりとて生きてゆく限り
結局我ン張る僕の性質
と思へばなんだか我ながら
いたはしいよなものですよ

考へてみればそれはまあ
結局我ン張るのだとして
昔恋しい時もあり そして
どうにかやつてはゆくのでせう

考へてみれば簡単だ
畢竟意志の問題だ
なんとかやるより仕方もない
やりさへすればよいのだと

思ふけれどもそれもそれ
十二の冬のあの夕べ
港の空に鳴り響いた
汽笛の湯気や今いづこ

中原中也
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あなたへ。

この時間になると私の中にはいろいろなことが去来します。
実家で家族とごはんを食べて、気兼ねないダラッとした時間を過ごした後、一人住まいのテレビもないこの小さな部屋に帰ってくると、ひといきにいろいろ押し寄せてくる。
(中途半端な一人暮らしだけど、それなりに2年も経った今となってはホッとするところもあるんだけどね。)
漠然とした哀しみに襲われること度々。
何してるんだろう、何がしたかったんだろうって。
10代の頃の私は30代の自分がこんな風だなんて全く想像していなかったなー、とか。
10代に戻りたいとかそういうんじゃないです。
そんなこと小指の先ほどにも思ったりしません。

梅雨の晴れ間かな、という休日の今日。
お布団を干して、毛布やタオルケット、寝具のカバー類を全て洗濯して、新しいカバーに変えて、狭いお部屋の掃除機をかけたりして日中を過ごす。
何もしなかったという一日にならないようにと自分を奮い立たせて。
こんなこと奮い立たせることじゃないのだろうけど。
夜になって電話で、鈍太郎に今日一日何をして過ごしたのか細かく懸命に伝えてた。
懸命に伝えていることが洗濯であることが可笑しくて、その懸命さ自体に自分が悲しくなる。
好きな人をがっかりさせることを少しでも減らしたい、そう思ってのこと。
洗濯に限らず、少しでも休日には予定を入れようとしています。
なんだか虚しい。
なんでこんな必死にならなくちゃならないんだろう。
誰かを好きになるってこんなことなんでしょうか。
多少の興味があったとしても休日にあえて電車に乗って都心に出たくないから今までだったら行こうなんて思わなかった講演会の予定とか入れて、何なんだろう。
きっと行けば「有意義」なんでしょうね。そんなこと知ってます。
それでも、そんな「有意義」を私は望んでなかったんです。
そもそも休日が「有意義」でなければならないわけじゃないでしょう?
無為でもいいでしょ。
たとえ無為に過ごしたことを悔いて嘆いたりしても。
悔いたり嘆いたりしても、反省はそうそうしてないのよ。
単に悔いたり嘆いたりしたいだけ。
そうすることで、無為に過ごしたことを払拭してるんですよ。
払拭を正当化と言われたらそれまでですが。

あなたの望むような人になれたらいいなと思います。
あなたの望むことを苦に思わずにできたならば、もっといいです。

私はオメデタイのか、そういう自堕落な部分を含めすっかり私という人間を受け入れてくれているもんだと思ってました。
あなたががっかりしていたなんてちっとも思いもしなかった。
そんな自分にがっかりしました。
相手をがっかりさせていたこと、そして、申し訳ないけれど、そんなこと(あなたにとってはそんなことではなかったですが)にあなたががっかりしてしまう人だったということに。
あなたなら大丈夫と私は見くびっていたのでしょうね。

私は、怠け癖あり、自堕落な部分ありの人間です。
そして、そんな自分を正当化する人間でもあります。
でも、そういうことに私自身が誰よりも過剰な不安を抱いていることをあなたならわかってくれているかなと思ってました。
甘えていました。
甘えさせてくれるもんだと思ってました。


消耗戦をした日から何日も経っているし、その後もあなたとは互いに何もなかったような顔をして会っていますが、何もなかったことにできずに私はいます。
だから、こんなところで披露することになってしまいました。
卑怯ですか?
でも、あなたも卑怯だと思います。

びっくりしたかな。
何食わぬ顔して会って、電話でも他愛のないこと話してますものね。
ごめんね。
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月10万円、貯金生活者

★『れんげ荘』/群ようこ

こういう生活に飛び込んでいける勇気、根性、財力など持ち合わせていないけれど、こういう生活への欲求というのはどこかにあるなー。
いろいろなものから逃れて、浮世にある「ねばならない」というものから離れて、見なくていいものを極力見ないで済む生活。
でも、何から何までを遮断して生きていくってすごく難しいんだろうな。

元来怠け癖のある私はしばしば猛烈に現実逃避欲求が湧く。
けれど、逃避するほどの勇気、根性、財力がない私は小賢しいちっぽけな逃避をして、なんとか折り合いをつけて生きてます。
小賢しいちっぽけな逃避のことを正当化するなと言われてますが。
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あーれー?

サリーちゃん(自転車)退院の記事にコメントがある!って思ってウキウキして開こうとしたら、コメントが消えた!
あれれ?
もしかしたらあたいの手もとが狂って、こともあろうか削除してしまったかもしれません。
というわけで、コメントくれていた方、ごめんなさい。

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ヤッホー、ヤッホー&ありがとう。

えー、ご心配おかけいたしましたが(?)先日の日曜日にキャサリン(自転車屋さん)よりマイ自転車が退院とあいなりました。
重篤だった前輪が、ピカピカ。
老女の下半身にして少女並みの上半身って感じ?

でも、今日、鈍太郎が上半身のみならず、気になっていたところを磨いてくれました。すっごく嬉しかった。だいぶ、見ちがえた。
でも、几帳面かつ手抜きを許さぬ彼にしてみたらまだまだで、近く私の子を預かってピカピカにすると申しておりました。
さすがです。ありがたい。

命名「サリー」です。私のサリーちゃん。
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読書の愉楽

★『これが佐藤愛子だ 自讃ユーモアエッセイ集 1』/佐藤愛子

完膚無きまでやられました。
ものすごいおもしろい。粋な人、佐藤愛子。
彼女のような考え方をできるというのは私にとってはまさに垂涎の的。
彼女の考え、生き様が溢れているエッセイを読んだからといって私が彼女に少しでも近づけるかといえば、そうでないことくらいはわかる。
でも、もっともっと彼女を知りたい。
キンタマ七不思議…パンティをナイトキャップに…友人遠藤周作さん、北杜夫さんなどといった人たちとの合縁奇縁。
電車の中で何度堪えられず笑ったことか。

こういう本に出会ってしまうから本を読むことを止められない。
単行本だとこのエッセイ集は4冊、文庫だと8冊。
あー、文庫8冊が手元に欲しい。
ものすごく欲しい。
買って。
最近、「買って」というのが口癖のようになってきた。
文庫本8冊で3,710円ね。

欲しい本であるならば、食費を削ってでも買うのだ。
頑張るよ、あたい。
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「今も、世界中で、男と女が出会っている」

★『男と点と線』/山崎ナオコーラ

表題作「男と点と線」を含む6編からなる短編集。
気持ちに程良い栄養を与えてくれるバランスの良い短編集だと思います。
クアラルンプール、パリ、上海、東京、NY、ウシュアイアといろいろな国を舞台にさまざまな人を描き出しています。
NYを舞台とした表題作「男と点と線」の“苦くて高潔な愛”にはカタルシスを味わいました。
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秘密の電話

携帯が鳴る、着信はお友達から。
「もしもーし」と出たものの、向こうから聞こえてくる声が「あぁー」とか「うぁう」とか意味不明の楽しげな声。

これは!

これはこれは。どーもどーも。
お友達の息子さんです。
たぶんお母ちゃんの携帯を勝手にいじくっていたらかかってしまったのでしょう。
息子さんの声の後ろからは何やら夫妻の声も遠く聴こえてきます。
息子さんが私に電話をかけてしまっていることなど気付いていない様子のご夫妻。
ふむ、私の悪口なんかが聴こえてきたらたまったもんじゃない。
こちらが切ろうと思った矢先、ブチッと切れました。

偶然の悪戯にしてもあの可愛い子ちゃんがかけてきたと思うとにやける。
会話らしい会話はできなかったけど、元気でやんちゃっぷり全開な声が聴けて嬉しいよ、あたしゃ。

きっとお母ちゃんはこのブログでこの秘密の電話のことを知るんじゃないかな。
可愛い子ちゃんと一時とはいえ秘密を共有して、すごい仲良しになった気がします。
お母ちゃん、嫉妬するかな。
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こうふく

昨晩、電話で鈍太郎と消耗戦を繰り広げた。
相手を否定して、自分も否定され、互いにうんざり。
一夜経って意地張って後悔するのは嫌だし、しょんぼりとしたまま明日がきて、その次の日もそのあくる日もしょんぼりした日々を過ごすことを考えたら、ものすごくしょんぼりしたので、逡巡の末に今晩会いましょうと誘ってみた。

会って、昨夜のことなんてまるでなかったことのように過ごす。
これでいいのか?ってチラッと思ったりもしたけれど、手を伸ばせばそこにいることの安堵感にとどうでも良いような気になってくる。
降伏です。

昨晩のやりとりで知ることとなった驚愕の事実と知ったことで受けたショックは忘れられないし、消えないけれど、でも、やっぱり一緒にいたいのです。
できれば降伏ではなく、幸福でいたいです。
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ハッピーエンド

★『るり姉』/椰月美智子

さつき、みやこ、みのりという三姉妹をいつだって楽しませてくれて、大好きなるり姉がある日病気に。
三姉妹にとっての、るり姉の姉であり三姉妹の母親(けい子)にとっての、またるり姉の二人目の旦那さん(開人)にとっての「るり姉」がそれぞれの視線で季節時々に描かれています。
多感な年頃の娘三人を女手ひとつで育てているけい子が「花とゆめ」を無心に読む姿や漫画チックな振る舞いを一人でやるあたり可笑しくて、好ましい。身を粉にして働いて、三人の子どもを育てていても自分を見失うことなく、貫く部分があるのっていいなって思います。
そして、開人(カイカイ)のるり姉への愛情には堪えました。
るり姉はるり姉だから三姉妹には決して見せないようにしている顔があって、でもカイカイはるり姉の全ての顔を知っていて、その全ての顔をカイカイは受け入れているんだろうなと。
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自転車、入院。

昨年、実家で何年も眠っていたマウンテンバイクをキャサリンという自転車屋さんへ持って行き、数万円をかけて復活させました。
復活させた自転車で軽快に走り回っていたとある夜…。
にゃんと!
余所見運転によって鉄柱に激突、前輪が曲がるという悲劇に見舞われました。
前輪が衝突の衝撃を吸収してくれたおかげか私は無傷。
自分が悪いのだけれど、復活して数ヶ月だし、なんだか腹立たしくて今日まで修理に連れて行かずに放っていました。
が、あれから1年くらい経つし、さすがにキャサリンの元へ連れて行きました。
曲がった前輪を見ながらキャサリンの店主に「何をしました?」と訊ねられました。
カクカクシカジカと状況を説明。
1分も立たぬうちに入院が決定。
壊れたパーツの在庫がなく、お取り寄せになるのです。

ずっと放っていたわりには退院が待ち遠しい。
愛着を持つためにも名前をつけてあげようかと思います。
何にしよっかなー。
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あなたはそこに

★『君が降る日』/島本理生

表題作「君が降る日」の他「冬の動物園」、「野ばら」と3作品が収録。

「君が降る日」は、非情にも若くして夭折した隆一という男の子に取り残された恋人、友人、家族の抱える哀しみや苦しみ、そして再生への日々が危うい感じで描かれた作品。
「死」には、決定的で圧倒的な威力があり、とてつもないものだと私は思っています。
そんな人の死という絶望的テーマを描いた作品としては脆弱な感じがしました。
そして、むしろこの表題作よりもよほど心の襞に触れてきたのが同時収録の「野ばら」。
谷川俊太郎さんの詩が滋味のある作品にしてくれています。
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今日から

今日から6月ですね。今年も半年目に突入しているわけです。
ただただその時の流れの速さに呆然としてしまいます。
過ぎ去ってきた日々やこれからの日々に思いを馳せ、何とも言えない気持ちになります。

さて、私にとってのライフワークのはずの読書ですが…さして読んでいないことに愕然としました。
現時点での読了本41冊。
月平均が10冊を割っている…。
年明けから年度初めまで就活などで読書をする心のゆとりがなかったとはいえ、自分に自分でがっかりします。
ぼちぼちと読み始めた絵本を含めると73冊。
絵本なんてあっという間に読めるのに。
己の怠けぶりをつくづく感じます。

残りの約7ヶ月で挽回できるのか。
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今回は4冊

◆『もしも日本人がみんな米つぶだったら』(スローブック)/山口タオ 文・津川シンスケ 絵

数字に換算するということが不得手な私は途中からちょっと飽きました。

◆『ばばばあちゃんのなぞなぞりょうりえほん むしぱんのまき』(かがくのとも傑作集 わくわくにんげん)/さとうわきこ 作

正直、この本をぜんぜん良いと思えなかった。ばばばあちゃんシリーズは全部こんな感じなのでしょうか。
でも、まぁ夏休みの自由研究とかに親子で読んで、実際にお料理に挑戦とかするにはいいのかもしれませんね。
しかも、むしパンよりもサイダーかんてんが気になります。

◆『ぼうし』/ジャン・ブレット 作・松井るり子 訳

精緻な絵で素敵な絵本でした。針に引っかかって靴下のお帽子が取れずにもがくハリネズミが可愛らしくてたまらない。更にページを進めていくと干していたはずのものが靴下以外も減っていき、そちらでも物語が展開していることがわかるというのも面白い。

◆『外郎売』(声にだすことばえほん)/長野ヒデ子 絵・斎藤孝 編

歌舞伎十八番のひとつなんですね。
日本語っていいなと思います。小気味良い言葉の響きや音は覚えて披露してみたくなります。
外郎を飲まなくちゃ言えないかしらね。
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過剰期待

★『陰日向に咲く』/劇団ひとり

今更ながら読んでみました。
世間的な評判や読了済の人達の感想などからすごい期待を込めていたんだと思う。
確かに一芸人がここまで上手に小説を構成して描いていることに感心せずにはいられない。
でも…話の内容に満足感が得られなかった。
もっと感動的な話なのかと思ってたのよね。
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おもいおもわれ、ふりふられ。

★『くまちゃん』/角田光代

“「ふられ小説」を描きたかった”とあとがきにありました。
連作短編集的な作りになっていますが、どれも確かにふられ物語です。
自分から離れて行った恋でもそこには「ふられた」という感覚がある(感覚というか…離れることを決めるだけの事由があることに思い至ってしまう)ことや、ある時にふっと今までしてきた恋は全て「ふられた」ことに気がついておののいたりすることに既視感に近いものを覚えました。

ふられるということは、たいしたことです。
でもそれ以上にふられてもなお、恋に焦がれたり、実際恋に落ちたり、時間がかかったとしても恋をする力が再び湧いてくることがたいしたことだと思います。

私はあと何回ふられて、それでもあと何回恋をするのかな。
できることなら、ふられるのもふるのも、恋をするのももうなければいいのに。
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姉妹の存在

★『三姉妹』/大島真寿美

上二人の姉とはちょっと歳が離れている三女の水絵の日常や恋愛を中心として、三姉妹それぞれのことが描かれていきます。
家族の中での暗黙の役割分担みたいなのがあったりするのが面白い。
兄弟や姉妹って憚ることがなくて面倒なこともあるけれど、やっぱりいいものだなと思える作品です。

私には姉がいますが、子どもの頃はともかくとして互いにいい大人となってからいてくれて良かったと思うようになりました。友人や恋人は大事な人たちでかけがえのない存在ですが、姉の存在には彼らとはまた異なった、同じ環境で育ってきたからこそというべき価値観の類似などがあり、安心感があります。
アラサー姉妹の私たちは、同じベッドに入りゴロゴロとテレビを観たりすることもあれば、互いの恋愛事情から仕事の不平不満を漏らし合ったりしています。
こういう話をすると仲が良いのねと人に言われたりしますが、仲良しという表現はあまりしっくりしません。
私は姉を面白い人だと思っています。今日一番笑ったよ、というのが姉との会話だったりするんです。気難しい人でもありますが。

小説の詳細内容は、ほぼ触れることなく終えます。
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