親の愛情
★『絶望ノート』/歌野晶午

上下2段組で382ページ、なかなか読み応えありました。
ミステリーです。
太刀川照音という中学生の男の子の訴えが書き綴られた“絶望ノート”とクラスメイトである是永雄一郎、国府田夏美の死、担任教師の死、照音の父豊彦の死との関連性とは、またこのノートの目的は…。

“文字による情報は、音声として発せられた言葉よりはるかに厳かで、心がこもり、嘘偽りなどないような印象を与える”、“正当な手続きを踏んで接したものより、こっそり覗いたもののほうにリアルを感じる”。
なるほどねー。
こう考えた照音少年の仕掛けにまんまと大人が翻弄され、ある者は殺人未遂を、またある者は殺人を犯したりするわけですが、それにしても彼の想像力や文章力・構成というのは中学生とは思えませんね。
私も少なくとも種が明かされるまで翻弄されてましたから。

表紙の石はオイネプギプト様なんでしょうかね。
07/17 01:24 |  | CM:0 | TB:0
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