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言魂

茨木のりこ 『倚りかからず』 より

“もはや出来合いの思想には寄りかかりたくない。
もはや出来合いの宗教には寄りかかりたくない。
もはや出来合いの学問には寄りかかりたくない。
もはやいかなる権威にも寄りかかりたくはない。
長く生きて心底学んだのはそれ位。
自分の耳目、自分の二本足のみで立っていて、何不都合のことやある。
寄りかかるとすれば、それは椅子の背もたれだけ。”

職場の同僚であり、友人でもある素敵可笑しな子から、この詩を収録している本の存在を教えてもらいました。
そんな矢先、一人で車を運転中にこの詩を紹介しているラジオまで聞いて、これは運命!と思い、実際に本で読んでみたら、やられました。

誰が何を言おうとも、人が笑おうとも、基本的に自信過剰であることを信念としてきていたのに、近頃それができなくなってきて、その喪失感にのまれつつあった、わたし。
「自分の耳目、自分の二本足のみで立っていて、何不都合のことやある」、その言葉に圧倒されました。

「不都合のことやある。」

確かに。不都合なんてないんだよ。
世間や社会的立場などから置いてけぼりにされているような自分の環境に、焦燥感や敗北感ばかりが募り、踊らされそうになってた。
周囲の動向に感化され、己の耳目や二本足を失いかけた。
信念というほど強い心や志を持っているわけではいないし、他者に対して顕示できる才覚もなけれど、ここだけは譲れないという気持ちは、こそこそと自分だけでも大切にしたいと思いました。
こっそりとでも、ひっそりとでも、絶対に売れない魂を自分のためだけに残してあげることにしたい。


たった1冊の本が、数行の言葉が、こうも気持ちのベクトルを変えることができるのだもの、やっぱり読書はやめられない。
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COMMENT

ヤル気はねー、わたしも持ち合わせてないのだよ。
しかも、椅子の背もたれどころかわたしは鈍太郎に依りかかってます。むしろ、全体重でもたれてる感じ。

人のことで、なんか「ふーん」って思うことがあった時に、この詩を読んで、人は人だと再確認できたんだよね。
2011/01/20(木) 02:16:27 | URL | haruka→aya #-[編集]
この詩、わたし高校生のとき読んだわー
そのときからヤル気のなかったんだろうね、
「わたしは寄り掛かるね」と思ったのを覚えてるよ。。。

そんなわたし、逆にあまり椅子の背もたれには寄り掛かりませーん。
特に家以外では。潔癖症だから。
2011/01/19(水) 00:18:37 | URL | haruka #-[編集]

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