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正直さが生むもの。

★『クローバー』/島本理生

読み進めていくうちにぐんぐんと良くなってゆく作品でした。

女子力に長けわがままな華子と誠実で不器用な冬治という双子が織りなす物語。
華子の前に現れる猛獣使い熊野氏。
熊野氏の押しの強さをなんだかんだと受け入れてゆく華子。
冬治の前に現れる挙動不審で冴えない、謎の多い雪村さん。
華子の画策の末に変貌を遂げた雪村さんをなんだかんだと受け入れる冬治。
華子も冬治もなんだかんだと結局は…なんです。
そのなんだかんだのところがとてもいいと思える。
華子は熊野氏の、冬治は雪村さんの一途な思いに乗っかってゆくんです。

雪村さんのひたむきで一途な思いはおそらくとても重いものなんだと思う。
けれど、冬治の誠実さがそれに応えていってくれるから読んでいて私はとても嬉しくなってしまいました。
ドーナッツ屋を回る冬治の誠実さがとても頼もしい。
そして、雪村さんのまっすぐさも頼もしい。

華子も冬治も熊野氏も雪村さんも、みな正直。
その正直さから派生する優しさ、身勝手さ、そんな良いところも悪いところもそれぞれが愛おしいことだと思える一冊でした。

“これからも色々と大変だと思いますけど、悲しみや後悔や不幸って特別なものじゃなくて、切ったら種が黒かったアボカドみたいに、たまたま自分のところに来ないときもあるし、来るときもある。ままならないのが人生ですよ”
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