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女であること。

★『乳と卵(文學界12月号)』/川上未映子

第138回芥川賞の受賞作品。

独特な文体でおかしな作風。でも、面白かったです。
東京で暮らす夏ちゃんの元に大阪から姉である巻子とその娘緑子が上京、そこでストーリーが描きだされていきます。
豊胸手術に人方ならぬこだわりを持つ巻子が夏ちゃんに豊胸手術のあれこれを語る中、夏ちゃんが思い出す曖昧な記憶の中の会話。
“男性精神を経由した産物”を巡る胸女子と冷り女子との会話の攻防は面白く、またここで豊胸手術への価値観が描かれてます。
胸が包括している諸問題って…。
そして、筆談でしか会話を交わさぬ緑子。
彼女の日記が随所に出てきますが、第二次性徴期における絶望感が悲しいくらい現われています。それに、母子家庭の中で育つ彼女の母親に対するジレンマも。
「目がくるしい」という表現には唖然としました。

ラストにきて、緑子と巻子が卵を頭でいくつもいくつもかち割ります。
笑うところではないのかもしれませんが、巻子の一発目には笑いました。

タイトルの「乳と卵」。
考えすぎかもしれませんが、「乳」には「父」という存在を、「卵」にはラストのシーンの卵の他に「卵子」「卵巣」などのイメージに通じているのかな、などと思いました。

女性という性のあり方に思い馳せる作品でした。
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