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それ以上先へは進めない場所。

★『切羽へ』/井上荒野

第139回直木賞受賞作品。
やっと読みました。
出版予定が出て初めてタイトルを目にした時、「切羽」というのは人の名前かな?と思いました。

とある島で穏やかな夫や温かくもお節介な島民に囲まれながら小学校の養護教師を務めるセイ。
ある日、本土から赴任してきた音楽教師の石和の存在がセイの平生を乱します。それでも彼女は努めて平生でありつづようとし、それまでと同じ妻であろうとします。
そして、そんな彼女と相反するのが同僚である教師の月江という女性。
月江は、長きにわたる本土の人との不倫、そして修羅場、更には石和と寝たりと厚顔無恥な振る舞いをみせます。
好みや価値観によりますが、私はセイのような自制心を持った人が苦手です。
完全なる自制心によって誰からも何かを気取られることなく振る舞うことができるならばいいのですが、誰かに何かを気取られてしまっていて、しかもそのことに当人も気が付いているにも関わらず口をつぐむようなのはある意味卑劣なんじゃないか。どうせ卑劣ならばいっそ月江のように余計なことまで自ら言い放つような方が関係者には潔い覚悟を与えることができるのではないかと。
考える次第です。

セイと石和に注がれた人間性や恋愛は潔癖で現実味に欠ける感じがするのですが、島での暮らしぶりや方言などがそれを補っているように思います。
また、「ミシルシ」という言葉に島独特の神秘性を感じました。
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