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メタファーからシミリーへ

★『村上春樹全作品 1979~1989 ①』/村上春樹

収録作品:『風の歌を聴け』、『1973年のピンボール』

村上春樹の作品を初めて読んだのはいつだったか…高校生だったかな。
あの頃はこの解らなさに、その世界観にちょっぴりと憧れたんだよな、そんなことを思いつつ久しぶりに読み返す。
自分の知りたいことがもしかしたらこの中にはあるのかもしれない、何かを掴めるかも知れないという以前のような気概や期待は湧いてこず、撫でるようにしか読めなかった。
そして、依然として私はよく解らない。
さらに、その解らなさへの漠然とした憧れさえも失われてました。
そんな中、憧れていた世界観の中にあったアンニュイな雰囲気を醸し出す小道具としてのお酒やたばこや恋は、素敵要素の微塵もなく(そもそも思い違いだったのでしょう)、単なる悪習慣として心身を蝕み、負の遺産として私の中に生き続けています。

今や解せないものを倦むことへの思考や感情の忍耐力はなくなり、解りやすいもの笑えるものを求めていることに気がついた次第です。

“あたしは四十五年かけてひとつのことしかわからなかったよ。こういうことさ。人はどんなことからでも努力さえすれば何かを学べるってね。どんなに月並みで平凡なことからでも必ず何かを学べる。どんな髭剃りにも哲学はあるってね、どこかで読んだよ。実際、そうしなければ誰も生き残ってなんかいけないのさ”p190
果たして私はいくつになったらひとつでも何かをわかることができるのでしょうか。

“どんな進歩もどんな変化も結局は崩壊の過程にすぎないじゃないか”p225
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「二日酔いみたいな煙」
まさにといった表現をされ、たじろぎました。

優位であることや平凡にこそある安定や幸せを若者にいかにして伝えられるか…。
うーむ。むむむぅ。
若者の汲み取る力が問われる気がします。(これでは本末転倒か?)
自身を振り返ってみて思うのですが、大人達の多くは何かと平凡が包括している真理を伝えようとしてくれていたのだと今となっては思います。
学校の黒板の上に掲げられていた標語なんかもその一つ。
「仲良し」とか「思いやり」とか「健康第一」なんかの。
残念ながら、若者の時の私はそういったことの重要性を気に留めなかったねぇ。
早くから汲み取る力を養うにはどうしたらいいのかしら。

負の遺産を引きづったまま歳をとってしまった愚かな大人としては、若者に伝えられるのは「私を反面教師として下さい」という言葉なのかもしれません。

うず君やはるか達とゆっくりとお酒でも飲んで若人に何をどうやって伝えられるのかをおふざけあり、笑いありで聞きたいです。
2008/10/22(水) 00:10:53 | URL | aya→うず #-[編集]
へぇー、村上春樹を読むって、そんな感じになるんだね。煙草や酒に憧れがなくなれば、二日酔いみたいな煙になるのね。
歳をとった我々はどんな言葉と態度で若者に、自分達の優位を伝えられるんだろうね?安定とか幸せとかいう平凡は説明が難しい。
2008/10/20(月) 22:47:57 | URL | うず #-[編集]

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