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命を考える

★『何もかも憂鬱な夜に』/中村文則

体調不良で布団の中からほぼ出ないという数日間に読むにはちょっとヘビィ。
中村文則さんだし、あっけらかんとしているはずはないとは思っていましたが。

恵まれているとは言えない幼少期を過ごした男が刑務官となり、まだ少年といった感じの二十歳の死刑囚と向き合います。
いつか取り返しのつかないことを自分はしてしまうのではないかと漠然としているようでどこか確信めいたその不安感を私はちょっと分かる気がして、この主人公である刑務官の紙一重な人格には怯えました。
かろうじて反対側の世界に彼が陥らずにいられるのは、「自殺と犯罪は、世界に負けることだから」という言葉をくれた児童養護施設で出会った一人の恩師がいたから。
そういう人に出会えたかどうかで人というのは変わることができたり、変わらずともどこかで踏みとどまることができたり、歯止めをかけられるものなのかしらん。と思わなくもないですが、究極人を救えるのは人ということなのかもしれません。
友人の自殺や死刑制度といった内容から否応なく「命」というものを考えさせられます。
とかく極刑判決というのは、被害者の「命」、加害者の「命」というものが包括されたものなんですよね。

あと一月ちょっとで裁判員制度も実施となります。
自分が選ばれたって不思議はないわけなので、こういった普段はなかなか考えないことを一時でも真剣に考える機会となったので、憂鬱になること必至ですが、読んでみては?と思います。
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